「東北の麻薬王」関係先か、捜索 住吉会系事務所、宮城県警など

 「東北の麻薬王」と呼ばれた宮城県大崎市の無職高橋敏夫被告(72)が覚醒剤取締法違反などの罪で公判中の事件に絡み、宮城県警と東北厚生局麻薬取締部の合同捜査本部は23日、関係先として同県石巻市の指定暴力団住吉会系組織の事務所を麻薬特例法違反容疑で家宅捜索した。

 事務所には午後1時50分ごろ捜査員約20人が入り、約1時間半にわたり捜索を実施。段ボール1箱分を押収した。合同捜査本部は高橋被告らの薬物密売グループによる売上金が組織に流れた可能性を視野に、資金の流れや薬物の入手ルートなどの実態解明を進め、住吉会系組織との関連を調べる。

 グループに対する本格的な捜査は2024年に始まり、昨年1月から今年5月にかけて密売人側と客側の双方を摘発。密売人側として高橋被告のほか、宮城県の男女4人の計5人が逮捕、起訴された。

 合同捜査本部は5人が東北地方で薬物の密売や使用を繰り返した疑いがあるとみており、グループは壊滅したとしている。

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