造船業の石綿被害で国を提訴 建材会社も、北海道・函館

 造船所勤務でアスベスト(石綿)を吸い込んだことによる肺疾患で2021年に北海道函館市の男性が死亡したのは、国などが必要な対策を怠ったためだとして、男性の遺族が11日、国と建材メーカー「ニチアス」(東京)に計3850万円の損害賠償を求めて函館地裁に提訴した。

 原告側弁護団や訴状によると、男性は函館市内の造船所で1942年から40年以上にわたり、内装工事を行う木工として石綿が含まれる資材の切断などに従事、2021年に悪性胸膜中皮腫のため94歳で死亡した。石綿を吸い込んだことが原因だとして、函館労働基準監督署が22年に労災認定した。

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