袴田さん姉「検察抗告なし、に」 再審制度見直し、修正案を批判

 刑事裁判をやり直す再審制度の見直しを巡り、1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(90)の姉ひで子さん(93)が16日、オンラインで記者会見し、再審開始決定に対する検察抗告について「なしにしていただきたい」と述べた。

 袴田さんの再審では、静岡地裁が2014年3月に再審開始を認める決定をしたが、検察が即時抗告。再審開始が確定したのは23年3月だった。

 制度見直しでは、検察抗告を容認する刑事訴訟法改正案に対する異論を受け、法務省が今月15日の自民党法務部会などの会議で、抗告後の審理期間を1年以内とすることなどを盛り込んだ修正案を提示した。

 ひで子さんは「法務省の都合が良いように改正しようとしている」と批判。冤罪を訴えている人は多いと述べ「みんな苦しい思いをしている。その人たちのことを考えてほしい」と訴えた。

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