「次」の地震に不安、住民ら警戒 八戸、日常生活が戻る中で

 「不安しかない」「冷静に備えを」。震度6強を観測した青森県八戸市では10日朝、学校再開などで次第に日常生活が戻りつつある中、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の発表で警戒される「次」への心配や戸惑いの声が聞かれた。

 八戸市の美容師の女性(50)は仙台市に住んでいた2011年、東日本大震災に遭い「津波を二度と経験したくない」と引っ越した。8日夜は強い揺れに眠りを妨げられたといい、「来るかもしれない後発地震へは不安しかない。みんなそうだと思う」と話した。

 八戸市の自営業男性(69)は「地震に慣れていない外国の方々もいる。避難できるよう教えてあげることが大事だ」と冷静だった。

 北海道むかわ町の斉藤一夫さん(77)は「(後発地震注意情報が)どういうものか、私たちがどうすればいいのか、いまひとつ分からない。戸惑いながら住民と声をかけ合って暮らしている」と困惑した様子。同町の70代女性は「いつ次の地震が来るか分からないため、寝る前と起きた時は特に防災を心がけている。でも一日中警戒するのは疲れる」と話した。

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