新幹線で刃物男を想定、防犯訓練 埼玉、群馬県警

 埼玉、群馬両県警は8日、走行中の上越新幹線車内に刃物を持った不審者が現れたと想定し、防犯訓練を実施した。高崎-大宮間で、乗客と口論になった男が刃物で切りかかったと仮定。不審者への対処法や、乗客を避難させる手順を入念に確認した。

 訓練は、JR東日本や新幹線内の警備を担当するセントラル警備保障との合同で開催。計約140人が参加した。

 刃物を持った男が乗客を切りつけ、別の乗客が車内のSOSボタンを押すと、警備員らが駆け付けて男を説得。大宮駅到着後、警察官らがホームで男を取り押さえた。

 終了後、JR東の猪狩敬ユニットリーダーは記者団に「実践的な訓練ができた。年末年始に向け、安全性を高めたい」と語った。

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