トランプ氏平和賞選ばれず かねて意欲、高市氏も推薦

 今年のノーベル平和賞はピレイ元国連人権高等弁務官に授与されることが決まり、「私が受賞すべきだ」とかねて意欲を示していたトランプ米大統領は選ばれなかった。高市早苗首相ら複数の国の首脳や外相がトランプ氏を持ち上げ、平和賞に推薦する動きもあった。

 トランプ氏は、「核兵器なき世界」を掲げて2009年の平和賞に輝いたオバマ元大統領をライバル視。自身が2期目就任後「八つの戦争を終わらせた」と主張していた。高市氏は昨年10月の日米首脳会談でトランプ氏に推薦を伝達していた。

 昨年受賞したベネズエラの野党指導者マチャド氏はトランプ氏に賞のメダルを贈り、波紋を広げた。

 ピレイ氏は国際刑事裁判所(ICC)裁判官を務めた。ノーベル賞委員会は授賞理由で「国際法システムは強大な圧力を受けている」とし、トランプ氏によるICC敵視の動きをけん制した。

 トランプ政権はICCに対して今年8月、赤根智子所長ら2人を制裁対象に指定。ノーベル賞委員会は「国際法は絶対に不可欠だ」とICCを擁護する姿勢を見せた。(共同)

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