上皇さまの葬儀、規模縮小へ 意向踏まえ、皇居・宮殿で

 宮内庁が、上皇さま(92)の意向を踏まえて葬儀の在り方について、一般の告別式に当たる「葬場殿の儀」を皇居・宮殿で催す方向で調整していることが2日、同庁関係者への取材で分かった。上皇さまは国民生活への影響を少なくしたいとの考えを持たれており、葬儀の規模を昭和天皇と比べて大幅に縮小する方針で検討が進んでいる。

 昭和天皇の葬場殿の儀は1989年2月に神道形式で、皇室行事として新宿御苑で営まれた。国の儀式として、同じ日に御苑で実施された「大喪の礼」には、各国首脳ら約1万人が参列した。御苑は公園を閉鎖し、大がかりな準備が必要となった。

 上皇さまは2016年8月、退位の意向をにじませるビデオメッセージを公表。19年4月30日に退位し、翌5月1日に天皇陛下が即位した。退位後は公務を退き、住まいの東京・元赤坂の仙洞御所で、上皇后美智子さまと過ごしている。

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