ネパール土石流、死者計千人超 中国含め、行方不明4000人
【カトマンズ共同】ネパール中部と中国チベット自治区の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水の死者は1日、両国で計1003人に達した。行方不明者は計4462人。ネパールで旅行中だった日本人家族5人の消息は依然分かっていない。2日で発生から1週間。ネパールでは1万1814人が救助されたが、人的被害は拡大しており、復旧復興の道筋は見通せない。
ネパール側の死者は当局集計で987人、中国側は国営通信新華社が16人と報道した。行方不明者はネパールで3916人、中国で546人。ネパール外務省によると、8月31日時点で39カ国、約590人の外国人と連絡が取れていない。
ネパールのシャハ首相は31日、交流サイト(SNS)で「不明者の捜索に注力しているが、被災住民への支援も優先事項だ」とし、救助から生活再建の段階へ徐々に移行していく姿勢を示した。
土石流災害は、国境付近にある山の氷河が崩落したことが原因とみられ、激しい濁流がネパールの川を下って多大な被害をもたらした。地球温暖化が原因との指摘も出ている。
