9人犠牲の高齢者施設跡で追悼 岩手、台風10号から10年
岩手県を中心に大きな被害が出た2016年の台風10号の豪雨災害から10年となった30日、入所者9人全員が死亡した岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」跡地では、遺族や施設関係者が犠牲者を悼んだ。
跡地には、楽ん楽んを運営していた社団医療法人「緑川会」が献花台を設置。雨が降りしきる中、関係者らは花を手向けて静かに手を合わせた。
法人の佐藤弘明常務理事(63)は「10年たっても、亡くなった9人とご遺族に申し訳ない気持ちが続いている。二度と同じことを起こさないという誓いを込めて、祈りをささげた」と話した。
楽ん楽んには、氾濫した近くの川の濁流が押し寄せた。施設側は水害時の避難を想定していなかった。
