円買い介入過去最大15・3兆円 7~8月、年間でも更新
財務省が28日発表した7月30日~8月26日の円買いドル売りの介入額は総額15兆3993億円だった。月次ベースで過去最大。日米両政府は円安ドル高を是正するため、米東部時間7月31日に歴史的な協調介入に踏み切っていた。4月末~5月上旬の介入と合算で、2026年は既に計27兆1342億円となり、年間でも最大を更新した。足元では1ドル=159円台で推移して円安傾向は変わっておらず、巨額を投じたものの効果には懐疑的な見方も多い。
政府、日銀は7月30日にも単独で為替介入を実施。米当局は協調介入でユーロを売って円を買った。7月下旬に一時164円に迫った円相場は、協調介入直後に155円台前半に急騰した。その後は中東情勢の不透明感からドルが買われた。
片山さつき財務相は、投機的な円売りを食い止めるため、今後も介入を辞さない姿勢を示している。ベセント米財務長官は協調介入を巡り「最終的に市場を変えられるのは政策だ」と指摘。市場関係者は高市政権の財政運営や日銀の利上げペースを注視している。
