中東で石油輸出パイプライン計画 ホルムズ海峡迂回、周辺国協議
【クウェート市共同】ペルシャ湾岸の産油国クウェートのローミー石油相は2日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を迂回して石油を輸出するためのパイプライン建設計画をサウジアラビアなどアラブ周辺国と協議していると明らかにした。共同通信との単独会見で語った。ローミー氏が日本メディアのインタビューに応じたのは初めて。
クウェートは日本にとって主要な原油輸入元の一つだが、ローミー氏は海峡封鎖によって石油輸出が停止状態だと説明した。日本は石油輸出の「戦略的顧客」の一つだと指摘。日本を含む友好国と戦略備蓄の増強について協議しているとも話した。
イランから攻撃されたクウェートの石油貯蔵タンクを再建するのに「少なくとも1年」はかかるとし、影響が長期化するとの見通しを示した。
クウェートは、ペルシャ湾の奥に位置する。ローミー氏は、ホルムズ海峡がイランに事実上封鎖されている限り「石油輸出はゼロ」と訴え、サウジとアラブ首長国連邦(UAE)などとの協議を通じて迂回路となる「新たなパイプラインが建設される可能性は非常に高い」と述べた。
