【独自】施設利用待ち障害者2万人 30都府県、国の把握進まず
入所施設やグループホーム(GH)の利用を希望しているのに入れず待機している障害者が、30都府県で少なくとも延べ2万人超に上ることが2日、共同通信の全国調査で分かった。多くは自宅で暮らす重度の知的障害者で、ニーズに対応できる施設が少ないことが要因とみられる。国による待機者数の把握が進まない中、介護が家族任せとなっている実態が明らかになった。
調査は6~7月に実施。自治体側の把握時期や集計方法にばらつきがあったが、待機者が多いのは広島県1763人、岡山県1598人など。集計方法が定まっていないなどとして17道府県は未把握または非公表だった。待機者には、将来的に施設利用を希望する人や既に利用しながら他の施設を希望する人も含む。
30都府県のうち8県は入所施設とは別にGH分も集計。佐賀や三重など9県では、自傷や他害行為がある強度行動障害や虐待リスク、医療的ケアの必要性など詳細な情報を把握し、受け入れの優先度や困難度の評価に取り入れているという。。
