「海峡通過権」明記へ 東アジア外相会議声明調整

 【マニラ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中ロなど計19カ国が参加する東アジアサミット(EAS)外相会議が23日、議長国フィリピンの首都マニラで開かれた。ASEAN外交筋によると、米イランの戦闘で航行が難しくなっているホルムズ海峡を念頭に、議長声明に「海峡を通過する権利」の重要性を盛り込む方向で最終調整している。

 会議でフィリピンのラザロ外相は「地政学的緊張と対立が続き、ルールに基づく秩序に貢献する必要がある」と訴えた。東南アジア諸国は中東からの原油の価格高騰と供給不安の直撃を受けている。ASEAN側には米国も参加する枠組みの声明で早期の海峡開放を訴える狙いがある。昨年の議長声明に同様の文言は盛り込まれていなかった。

 23日はEAS参加国に北朝鮮や欧州連合(EU)などを加えたASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議も開かれた。北朝鮮は2年連続で欠席した。ラザロ氏はARFで「海洋安全保障の強化や、オンライン詐欺などの新たな脅威」で協力が必要だとの考えを示した。

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