熱中症搬送18年間で3倍超 北海道、青森では10倍に
昨年7~9月に熱中症で救急搬送された人数が、全国集計が始まった2008年同期の3・5倍となったことが分かった。18年間で2万3071人から8万667人に増えた。総務省消防庁のデータを共同通信が分析。北日本での増加が著しく、北海道と青森県では10倍に膨らんだ。65歳以上の割合も上がり、近年は過半数に達する。高気圧に覆われ、21、22日には「酷暑日」を岐阜や静岡、愛知、三重県内で観測。厳重な警戒が必要だ。
厚生労働省によると、熱中症の死亡者は05年が328人、15年は970人。25年は1600人を超えている。政府は23年、年間千人前後で推移していた死者数を30年に半減させる実行計画を閣議決定。ただ事態は深刻度を増し、達成が難しくなっていることから、計画は26年度中に見直される見込み。
同庁は08年から熱中症による救急搬送の全国集計を開始。当初は7月から9月まで調査していたが、暑さの長期化を受け、15年からは5月からの数字をまとめている。5~9月の集計を見ると、25年は10万人を超えていた。
