再使用ロケット実験機、着陸成功 JAXA、11メートル上昇
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、繰り返し飛行できる再使用ロケットの開発に向けた小型実験機「RV-X」の飛行試験を、秋田県能代市の施設で実施した。実験機は最高約11メートルまで上昇、静止後、約16メートル水平移動し、降下して着陸に成功。実用化へ前進した。飛行時間は約40秒だった。機体を使い捨てにせず再利用する技術は、人工衛星などを宇宙へ輸送する頻度の増加やコストの抑制につながる。国の次期主力ロケット開発へ取り入れる考えだ。
再使用ロケット実験機の飛行試験は、JAXAとしては2003年以来。オンラインで記者会見した責任者の伊藤隆マネージャは「正常に試験は終わった。ほっとしている」と述べた。今回のデータや機体の点検結果などを総合的に判断し、2回目の試験をするかどうかを決める。
JAXAの前身組織が1999年に、RV-Xの前身の実験機で飛行試験に成功。JAXAとしては2003年に地上約42メートルからの着陸に成功している。
