神奈川、違反2716件取り消し 県警交通取り締まり不正、還付
神奈川県警は20日、第2交通機動隊の40代男性巡査部長らが速度違反の取り締まりなどでうその書類を作成したとして、関与した違反2716件を取り消し、納付済みの反則金約3457万円を還付すると公表した。交通反則切符(青切符)に事実と異なる取り締まり状況を記載したなどとして、巡査部長ら7人を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。今村剛本部長は記者会見で「多大なるご迷惑をかけ、信頼を大きく損なうもので深くおわびする」と謝罪した。
警察庁と県警は巡査部長ら計19人を懲戒免職などの処分とし、うち和田薫前県警本部長は口頭厳重注意とする。退職者5人は処分相当。交通反則通告制度の根幹を揺るがす不正で、全国警察の取り締まりの在り方が問われそうだ。
神奈川県警は290人態勢のプロジェクトチームを設置。違反取り消し対象者の居住地は1月時点で38都道府県に及び、順次個別に連絡する。警察庁は全国の警察本部に取り締まり状況を点検、指導するチームを新設し再発防止に取り組む。
