たった一度の毛づくろいで「パパ~♡」 甘えん坊スイッチが入った子猫の重すぎる愛に6歳猫が困惑「こんなはずでは…」
「たった一度の毛づくろいに対して、返ってきた愛が重すぎて胃もたれを起こしていた」ーー。そんなコメントが添えられた、2匹の猫をとらえた写真がXで話題です。
投稿したのは、録さん(@nikkidesu22)。このとき、「猫カフェmfmf」(神奈川県横浜市西区)を訪れ、お店のスタッフとして活躍している「ちくわ」くん(6歳・男の子)と、里親さんとの出会いを待っている子猫「こっこ」くん(取材時、生後3カ月・男の子)の様子に目を奪われました。
こっこくんの背中を毛づくろいするちくわくん。すると、こっこくんの甘えん坊モードが発動したのか、そのままちくわくんのお腹にすりすりし始めます。右へ左へ行ったり来たりしながら、ちくわくんにすり寄るこっこくん。
写真には、ちくわくんの胸元や体の下へ入り込むように、ぴったりと体を寄せる姿も。一方のちくわくんは口を半開きにして、「どうしたものか…」と少々困惑しているようにも見えます。この愛らしい2匹のやり取りに、2.1万件超のいいねが集まり、多くの人を笑顔にしました。普段のちくわくん、こっこくんについて、「猫カフェmfmf/横浜駅」さん(@catcafemfmf)にお話を伺いました。
■一度の毛づくろいで「親猫認定」!?
里親募集中の子猫たちの出入りが多い同店。スタッフ猫たちは基本的に、子猫に対してあまり干渉しない「放任主義」なのだとか。中でも、ちくわくんは積極的に子猫と遊んだり、お世話をしたりするタイプではないといいます。
「どちらかというと、子猫の相手をするよりも人間に相手をしてほしい、『自分が赤ちゃん!』みたいな子です」
一方のこっこくんは、とにかく大きな猫が大好き。スタッフ猫や、里親さんとの出会いを待ちながらお店で成長した先輩の保護猫たちのところへ構ってもらいに行き、一緒に寝てもらうこともあるそう。「構ってもらえると、多少邪険に扱われても、嬉しそうにする子です」と、こっこくんの様子を教えてくれました。
普段はそれほど触れ合うことがないという2匹。それがこの日は、こっこくんの「甘えたスイッチ」がオンに。「近くにいたちくわに甘え、気まぐれに毛づくろいされたことにより、親猫認定され、ベタベタにまとわりつかれて、ちくわが困惑しているところです。ちくわとしては、『こんなはずでは…』と思っているようです」
この光景には「2匹の性格をよく知っているので、思わず、笑ってしまいました。ちくわのしょぼぼとした顔がすべてを物語っていますね」と、ちくわくんの豊かな表情に目を奪われたそうです。
■甘え足りない子猫、その後向かった先は…
思いがけず、こっこくんから猛烈な愛情を向けられることになったちくわくん。その後、2匹はどうなったのでしょうか。
「ちくわはあまり構ってくれないので、こっこは早々にあきらめ、他の猫のところへ行きました。大きい猫が好きなようで、いつも一緒に寝てくれる猫を探しています。ちくわは、子育てから解放されたママのような顔をしていました」
そんなちくわくんは、大の人間好き。特にロングスカートを履いたお客さんがお気に入りなのだとか。
「人の膝に乗り、ブラシをかけてもらうことを目的としています。よくお客さんに『僕を膝に乗せて』と訴えかけているところを見ます。子猫に関してはやはり興味がないようで、構ってきたら気まぐれに相手をする程度です」
対照的に、こっこくんが夢中なのは人間よりも大きな猫たち。
「天真爛漫に店内を駆け回り、おもちゃで遊び、おやつをもらい、元気いっぱい成長しています。最近、一緒に寝てくれる兄貴分を見つけたらしいです」
甘えたいこっこくんと、自分のペースを貫くちくわくん。性格の違う2匹がたまたま重なったひとときだからこそ、こんなにも味わい深い一場面が生まれたのかもしれません。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
