なつかしのこのテイスト…AIで作ったってホント? 気持ち悪いチラシだけじゃない レトロな仕上がりに「WORDだ」「平成のかほり」
近年、指摘されがちなAI生成チラシの独特の気持ち悪さ。しかし、今SNSで大きな注目を集めているのは"プロが作ったAIチラシ"。
「AIで作ったチラシが気持ち悪いと話題ですが、使いこなせばちゃんとプロ感のあるものだって作れるのだよ。」
と件のAIチラシを紹介したのは一般社団法人日本Web協会会長の中村和正さん(@nakamu_freenote)。
中村さんがAIで作ったのは、ふた昔前の個人経営の喫茶店で張り出されていたようなテイストのチラシとメニュー表。今のAIのように、Wordでこういったものを自作するのが流行りはじめた頃の懐かしい雰囲気であふれていてなんだかほっこりする。
中村さんに話を聞いた。
ーー今回のWord風のAIチラシ作成に挑まれた経緯をお聞かせください。
中村:近頃、巷でAIチラシが気持ち悪いという話題が多かったのですが、それはAIの問題というよりは特性を理解していない使い手側の問題が大きいと感じていました。AIも適切にコントロールすれば、意図した出力ができることを実践してみようと思い、あえてWordアートで作ったようなものをテーマに選んでみました。
ーープロンプト入力にあたり、工夫されたポイントは?
中村:実は作り込んだプロンプトではなく、簡単な指示で出力させてから調整をかけて仕上げています。AIがうまく理解しないところは、AIが「ダサい」をどう捉えているか言語化させてから調整したり、MSゴシックの利用、極端なグラデーションなど具体的な指示もしています。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
中村:圧倒的に多かったのは「懐かしい」「安心する」といった懐かしさたエモさで共感してもらった反応でした。決してデザインとして品質が高いわけではないけど、そこに人間味が感じられることが大事なんだと思いました。
逆に整っていてもそれがないことがAI生成チラシへの拒絶反応なのだと感じましたし、前述の通り、そこは人間がAIをうまく使っていくことで解決されていくだろうと思います。
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「WORDだ!間違いない!」
「平成のかほり!」
「パソコン教室あがりの店主がWordで作ったZE!的なこういうので良いんですよ(*´Д`) てか、その雰囲気をAIで狙って出せるところがスゴイですw」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
中村さんの今回作成したAI画像から逆引きしてプロンプトにしたものもXのコミュニティノートで公開している。ご興味のある方はぜひ参考にしていただきたい。
なお、中村さんが会長を務める日本Web協会は、インターネットを利用したサービスに従事する企業や個人間の技術的な情報共有、社会的な地位向上を推進し、Web産業の発展に寄与する業界団体。Webアナリスト検定などさまざまな活動をおこなっているので、その道でお仕事している方はぜひホームページをチェックしてみてください。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
