【漫画】助けて!帰省のたび義母の財布代わりにされてしまう… 「東京で稼いでるんでしょ?」の一言に40代女性が抱いた違和感
■「ありがとう」の代わりに聞こえてきた言葉
「東京で働いているんだから、余裕があるのでしょう」
そんな空気を向けられるたび、複雑な気持ちになる人もいるようです。収入が多いように見えることと、何でも負担して当然という話は別です。善意で払うのと、最初から当たり前と思われるのとでは、受け止め方は大きく違います。
都内で暮らすIさん(40代)は、地方都市に住む義母との関係で、お金をめぐる違和感を抱えています。
■「これくらい安いもんよね」に思わず言葉を失う
Iさん夫婦は、ともに地方出身です。就職を機に上京し、現在は共働き。それぞれ責任のある仕事を任され、地方の親族からは「東京で成功した夫婦」と思われています。
しかしIさんは「東京ではごく普通の生活です」と話します。
「住宅費も物価も高く、夫婦で働いてようやく今の暮らしを維持できています」
若い頃から残業を重ね、休日には資格取得の勉強も続けてきました。夫も責任のある立場で働き続け、そうして今の生活を築いてきました。
帰省先で暮らす義母は年金生活です。そのため、息子夫婦が食事をごちそうすること自体に不満はありません。親孝行の一つだと思っています。
実家へ帰ると、外食代は自然な流れで夫が支払います。そこまでは納得できます。
しかし気になったのは、その後の義母の態度でした。
「ごちそうさま」とだけ言うと、まるで息子が払うのが当然という様子で、そのまま店を後にします。Iさんは「一度でも『ありがとう』と言ってもらえたら、こんな気持ちにはならなかったと思います」と振り返ります。
決定的だったのは、夫が仕事で不在の日です。
義母に買い物へ誘われ、一緒に昼食を食べました。会計になると、義母は当然のように一歩後ろへ下がります。
「私が払う流れなのかな」と思いながら会計を済ませると、店を出た義母は笑顔でこう言いました。
「あなたも稼いでるんでしょ。東京と比べたら安いもんよね」
その一言を聞いた瞬間、胸の奥に積もっていた違和感が、一気に怒りへ変わったといいます。
■「余裕がある」と「払って当然」は違う
Iさんは「東京で働いているからといって、お金が自然に増えたわけではありません」と話します。
地方では高収入に映る金額でも、東京では住宅費や教育費などの負担が大きく、特別ぜいたくな暮らしをしているわけではありません。
だからこそ、親にごちそうするのは自分たちの意思です。年金暮らしの義母を気遣いたいという気持ちもあります。
それなのに帰省するたび、「東京で稼いでいるのだから負担して当然」という空気を向けられると、自分たちの努力ではなく、財布だけを見られているような寂しさを覚えるそうです。
義母の「東京と比べたら安いもんよね」という何気ない一言は、金額以上に、Iさんの心に深く残る言葉となっています。
(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)
