【熟年離婚のリアル】4人に1人が「切り出される心配がある」 もし言われたらどうする?

熟年離婚といえば「切り出す側」の心理にスポットが当たりがちですが、もし自分が「切り出される側」になったら…と考えたことはありますか。既婚者向けコミュニティ『ヒールメイト(Healmate)』を運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)の調査によると、およそ4人に1人が「配偶者から熟年離婚を切り出される心配がある」と回答したことがわかりました。では、配偶者から熟年離婚を切り出された際、どのような対応を取る人が多いのでしょうか。

調査は、結婚して10年以上経過した全国の40~59歳の既婚男女720人(男女各360人)を対象として、2026年3月にインターネットで実施されました。

調査の結果、全体の26.4%が「配偶者から熟年離婚を切り出される心配がある」と回答。

これを男女別で見ると、男性の33.6%に対して女性では19.2%と、男性のほうが女性よりも約1.8倍も「離婚されるかもしれない」と考えていることがわかりました。

また、「熟年離婚される心配がある」とした割合を熟年離婚の意向別で見ると、「熟年離婚したくない人」の22.1%に対して、「熟年離婚したい人」では45.1%と、約2倍もの差が見られました。

では、実際にパートナーから「離婚してほしい」と言われたら、人々はどう動くのでしょうか。最も多かったのは、約半数を占めた「条件次第」(49.6%)という回答。

一方で、「絶対に別れない!」と拒む(応じない)人は25.0%にとどまり、実に7割以上の人が、条件さえ合えば離婚を受け入れる姿勢を見せています。

長年連れ添ったからこそ、ドロ沼の対立を避けて「お互いの第二の人生を尊重しよう」という、現代らしいドライで前向きな価値観が広がっているようです。

これを子どもの有無別に見ると、「応じると思う」と答えた割合は、子どものいる男性で30.2%、女性は25.2%となり、子どもがすでに独立している、あるいは「親の不仲が子どもに悪影響を与えるくらいなら、現実的な判断をすべき」と、離婚へのハードルが低くなる傾向が見られました。

特に女性は53%以上が「条件次第で応じる」としており、感情論ではなく「離婚後の生活設計(お金や住まい)が成り立つか」を極めて現実的に見極めているようです。

逆に、子どものいない層では、男女ともに「応じないと思う」(男性32.9%、女性30.5%)が3割以上を占め、全体平均を上回りました。

子どもという介在がいない分、夫婦関係そのものの結びつきや「相手への感情的な執着・こだわり」が相対的に大きくなりやすいと考えられます。

次に、「配偶者以外の人と恋愛や結婚をしてみたいと思いますか」と聞いたところ、全体の4人に1人以上が「そう思う」(26.4%)と答えました。

これを男女別に見ると、男性の33.9%に対して、女性は21.7%と、男性のほうが異性としての新鮮さなど非日常を外に向けて求めやすい傾向が高いことが示唆されました。

また、世代別では、40代が32.5%、50代が23.1%と、比較的若い層のほうが高い割合を占めており、子どもの有無別では、子どもありが31.9%、子どもなしが17.0%という結果になり、家族や夫婦という形があっても、ひとつの「個」として、もう一度誰かと異性としてときめきたい、愛し合いたいという欲求を心の奥底に秘めている既婚者は少なくないことがうかがえる結果となりました。

熟年離婚を「切り出される心配」をなくすためには、お互いが一人の人間として、日頃からどれだけ向き合えているか。手遅れになる前に、夫婦の距離感を見直す必要がありそうです。

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