「高身長男子」がモテる説はもう古い? 婚活市場のリアルな“身長問題”と「理想の身長差」が明らかに
婚活や恋活において、なんとなく有利なイメージがある「高身長男性」。しかし、株式会社IBJ(東京都新宿区)の研究機関『IBJ結婚みらい研究所』による調査の結果、「背は高ければ高いほど有利というわけではない」という意外な現実が明らかになりました。
調査は、同社が運営する『IBJ結婚相談所ネットワーク』の成婚退会者1万9112人を対象として2025年1月~12月の期間にインターネットで実施されました。
「背が高い男性ほど、すぐに結婚が決まるのでは」と思いきや、データが示したのは意外な結果でした。なんと男性の「成婚率(結婚のしやすさ)」は、「172cm」を境にそれ以上はほぼ横ばいになることが判明。
さらに詳しく見ると、データには成婚率がぐっと跳ね上がる「2つの壁」が存在していました。
第1の壁は「162cm」で、160cm以下の成婚率が27.6%なのに対し、162cmになると32.3%へと一気にアップしています。
第2の壁は「172cm」で、170cmまでは32~35%台で推移しますが、172cmに達した瞬間に37.4%へと大きく上昇します。
ところが、そこからさらに高い「174cm以上」になると、成婚率は36.4%とほぼ横ばい(むしろ微減)に。つまり、女性が求めているのは「誰もが見上げるような高身長」ではなく、「162cm、172cmという一定のラインを超えている安心感」なのかも知れません。
とは言え、「やっぱり背が低いと不利なのでは…」と思う人もいるのではないでしょうか。しかし、ここで「年収」という要素が加わると、結果はガラリと変わります。
年収と身長を掛け合わせて成婚率を分析したところ、「年収450万円以下」の層では、160cm以下の成婚率が10.7%に対し、172cm以上では23.6%と2倍以上の開きがあり、身長の高さが有利に働いています。
しかし、「年収850万円以上」の高年収層になると、160cm以下の男性の成婚率は41.8%まで上昇し、172cm以上の男性(43.9%)との差は、わずか2.1ptと、ほぼ誤差のレベルになりました。
これは、「経済的な安定性や頼りがい」が、外見のハンデを軽々とカバーしている証拠。一緒に人生を歩むパートナーを選ぶとき、大人の女性はスペックとしての見た目だけでなく、生活の安定や内面を総合的に見ていることが示唆されました。
さらに「成婚カップルの身長差(夫・妻)の分布」を見ると、単に男性の背が高いかどうかだけでなく、「二人が並んだときのバランス」を重視する傾向が強く、夫のほうが「9cm~16cm」高いカップルが全体の4割以上(42.3%)を占めました。
なかでも、「夫が13~14cm高い」が全体の約11%を占め最多となっていることから、俗説として語られがちな「理想の身長差は10~15cm」は都市伝説ではなくリアルな数字であることが明らかとなりました。13~14cm差があると、女性が少しヒールのある靴を履いても男性を追い越さず、お互いに並んで歩きやすい、まさに“おさまりの良い”黄金比と言えます。
こうした結果から、「身長が何cm以上だからアリ・ナシ」と数字で区切るよりも、「隣に並んで歩いたときの心地よさ(身長差13cm前後のマジック)」や「これからの生活を支え合える経済力や内面の安定感」といった、目に見えないバランスや相性に目を向けることも大切かも知れませんね。
◇ ◇
【出典】
▽IBJ結婚みらい研究所/男性の身長「170cmの壁」は本当か?データが示す残酷な境界線と、コンプレックスを覆す“年収の魔法”
