「ひっくり返す時が一番気持ちいい」パズルのイライラを快感に……昭和ドラマのような「壊す楽しみ」を開発「ストレス発散にぴったり」

パズルといえばコツコツとピースを組み合わせて完成を目指すもの。しかし今SNSではその常識を根底から覆すパズルが大きな注目を集めている。

Xで話題となっているのは八羽さん(@aoiwa_88)が開発したイライラしたらすぐひっくり返せるパズル「ちゃぶ台パズル」だ。ちゃぶ台の天板をパズルで埋めていく仕組みで、その名の通り、制作の途中で嫌になったら、昭和のドラマさながらにちゃぶ台返しをしてピースをバラ撒くことができる商品。制作した八羽さんに詳しい話を聞いた。

--制作のきっかけは?

八羽:最初は子ども向けに制作を考えていました。子どもが積み木で遊ぶ様子を眺めていると、積み上げる行為と同じくらい、積み上げたものを壊すことを楽しんでいるように感じたんです。

--「壊す楽しみ」ですか。

八羽:はい。自分自身を振り返っても、パズルはひっくり返している時が一番気持ちがいいなと共感しました。そこで、「壊す」ことがメインのパズルを作ろうと構想開始。ただ、制作途中で「子どもがちゃぶ台を放り投げたら危ない」と正気に戻り、大人が楽しむものとして振り切って完成させました。

--遊び方や設計で、特にこだわったポイントはどこでしょうか。

八羽:とにかく「ひっくり返した時に綺麗に散らばること」を意識しました。ピースの重さや大きさを工夫して、最高の散らばり具合を追求しています。

--イライラした時にひっくり返すことには、どのような効果があると考えていますか。

八羽:途中で嫌になってパズルをやめてしまうと、それは挫折という苦い記憶になります。でも、思い切りひっくり返してしまえば、それが一つの〆(しめ)になり、後味がいくらか良くなると思うんです。

--周囲の反応で、印象的なエピソードがあれば教えてください。

八羽:現在、このパズルはピースを外した状態で父の部屋に置いてあります。父はそれがパズルだとも知らずに、普通にローテーブルとして使っています(笑)。大きなパズルの割に、生活に溶け込んでかさばらないのは、この作品の長所の一つだと言えるかもしれません。

◇ ◇

SNSでは「見事なちゃぶ台返し!」「ストレス発散にぴったり」「思いっきりひっくり返してみたい」などの反響が集まった。ストレス社会に生きる大人たちにとって、この「ちゃぶ台」は最強の味方になるかもしれない。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)

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