「つまらない女の趣味ランキング」心ないSNS投稿に心の奥がズキン→「他人の趣味をあざ笑う人こそ、つまらない人間だから安心して」【漫画】

SNSを眺めている時、ふと目に飛び込んできた心ない言葉に、心がチクリと痛んだ経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。勝手にランク付けして嘲笑うような投稿は、たとえ自分に向けられたものでなくても悲しい気持ちにさせられます。B.B軍曹さんがSNSに投稿した『他人の価値に左右される人の共通点』は、そんな負の感情を鮮やかに塗り替える様子が描かれています。

それは、作者がSNSで「つまらない女の趣味ランキング」という投稿を目にしたことから始まります。そこには自分にバッチリ当てはまっている項目「読書・植物・美術館」が記載されており、作者は思わず落ち込んでしまうのでした。しかし、すぐさま「人の趣味を見下して笑える感性の方がずっとつまらないと思うけどな~」と思い直します。

その考えに夫の髭さんも共感し、「本当につまらない人って自分が知らないものに出会った時にくだらないって会話を終わらせる人なのにね」と言います。たとえ相手の趣味に興味が持てなかったとしても「どういうところが好きなの?」と聞くことができれば、そこから新しい世界が広がるかもしれません。

趣味を否定されて不快に思うのは、単に趣味そのものを否定されたからではなく、自分の大切にしているものを「雑に扱われた」と感じるからではないかと作者は考えます。これに対して髭さんは、さらに深い洞察として「人の『好き』にはその人の価値観や思い出、救われた経験まで含まれていることが多いからね」と付け加えました。

そして最後に髭さんは「知ろうともせずに人の趣味を否定してしまうような感受性の乏しい人の方がずっとつまらない人間だから安心して」と断言するのでした。

同作について、作者のB.B軍曹さんに詳しく話を聞きました。

■「同じ」じゃなくても「理解しようとする姿勢」で相手と向き合う

ー「つまらない女の趣味ランキング」を目にした瞬間、最初はどのような感情が湧きましたか?

1人で楽しめてしまう女性って一部の男性からすると「つまらない」と感じられることもあるのかもしれない。だから最初に湧いた感情は怒りというより、「ああ、そういうことー?」と拍子抜けした感じでした。

ー過去に髭さんが軍曹さんの趣味に寄り添ってくれた具体的なエピソードがあれば教えてください。

髭は私の趣味に対して「同じ熱量で好きになろう」とはしないです。でも必ず「どこらへんが好きなの?」と聞いてくれます。この一言が実はすごく大きいなと思っていて。理解しようとしてくれているというより、私が大事にしているものを大事に扱ってくれているという安心感があります。同じ趣味を共有することももちろん素敵なことだとは思うけれど、「好き」という個人の感情を適当に扱わない態度も大切だなと感じました。

ー髭さんは、なぜこれほどまでに「他者の価値観」を尊重できるのだと思われますか?

髭はたぶん「わからないもの=価値がないもの」と結びつけないのだと思います。多くの人は理解できないものに出会った時に、知らないから興味が持てなく、そのためたいしたことないと無意識に短縮してしまいます。でも髭はそこを、知らないから聞くのです。この違いはすごく大きいと思っています。もう1つ感じているのは、髭は人の「好き」には背景があることを前提にしているということです。趣味って単なる娯楽ではなくて、救われた経験だったり努力の記憶だったり、孤独を越えた時間だったりさまざまな価値観が含まれていることが多いじゃないですか。

だからぞんざいに扱わない。結果として「価値観を尊重している」というより、人そのものを尊重しているという印象があります。それが、長く一緒にいて感じる髭の感受性の正体なのかなと。あくまで私の憶測ではありますが(笑)

(海川 まこと/漫画収集家)

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