知られざるアフリカ、1930年代の建築が残る首都 エリトリア滞在記が「タイムスリップした気分!」「絶対日本では味わえない」と話題
日本人にはあまり馴染みのないアフリカ北東部の国、エリトリア。同国を訪れた日本人男性が、現地での体験をXに投稿し話題になっています。インターネットが遮断された閉鎖的な環境でありながら、イタリア植民地時代の影響で本格的なマキアートが楽しめるなど、そのギャップが多くの関心を集めました。
投稿主は、世界中を回って子どもたちにマジックを披露しているRyuheiさん(@ryuheimagic)です。投稿には、「タイムスリップした気分!」「絶対日本では味わえない」など多くのコメントが寄せられました。
Ryuheiさんこれまでに100カ国以上を訪れた経験があります。今回エリトリアを旅先に選んだ理由は、首都アスマラの存在にありました。独立戦争による戦火の被害が比較的少なく、「昔にタイムスリップした感覚になる」と聞いていたことが、訪問のきっかけだったといいます。アスマラには1930年代のイタリア植民地時代の建築が色濃く残り、まるで時間が止まったかのような景観が広がっています。
エリトリアではインターネットへのアクセスが厳しく制限されており、Eメールすら一般には普及していない状況です。それでも入国手続きは簡単で、特に何も質問されることなく、東京でビザを取得できたといいます。
現地到着後、最初に印象的だったのは、空港から市内へ向かう道中での出来事だったそう。市内までヒッチハイクを試みると、すぐに一般の乗用車が声をかけてくれたといいます。「優しいな」とRyuheiさんは感じました。その後の滞在でも、他国でよく見られるような強引な客引き等は一度もなかったそうです。40カ国以上のアフリカ諸国を訪れてきた経験の中で、「一番治安が良く感じた国」だったと話します。
カフェやバーでは誰もスマートフォンを見ることなく、人々は自然と顔を上げ、目を合わせて会話を楽しんでいる姿が印象的だったと語ります。カフェで提供されたマキアートは「クリーミーで美味しかった」そうで、味だけでなく、丁寧な作り方そのものが記憶に残ったといいます。
Ryuheiさんは、世界各地で子どもたちにマジックを披露する活動をしています。エリトリアの子どもたちは、スマホやSNSが普及していない環境だからこその「純粋な反応を見せてくれた」といいます。
「『魔法使いが来た!』みたいな反応で可愛かったです」
また、外国人に対する現地の人々の距離の近さも強く心に残りました。カフェやバーに入ると自然と隣へ招かれ、「一緒に飲もう。お金はいらないよ」と声をかけられることも少なくなかったそうです。
今回の投稿には多くのコメントが寄せられ、「スマホが奪ったものが、この国にはたくさん残っていそう」という声が印象的だったと話します。スマートフォンを持たず目を合わせて語り合う現地の人々の姿は、多くの読者にとって、日常では失われつつある何かを思わせたようです。
閉鎖的な政治体制を背景に、選挙や報道の自由が厳しく制限されているエリトリアですが、実際に足を運んで感じた印象は訪問前と大きく変わったと明かします。
「デジタルデバイスは使えず情報は制限されているものの、現地の人々は穏やかな日常を大切にしている様子が伝わってきました」
なおRyuheiさんは世界史の元教師です。Instagram(@ryuheimagic)では、エリトリアをはじめ様々な国の様子を発信中です。
