「産後」って、いつまで?意識と身体のギャップ「かくれ産後」が明らかに【出産経験のある女性600人調査】
日本製紙クレシア株式会社(東京都千代田区)は、このほど「産後の意識やケア」に関する調査を実施、その結果を発表しました。それによると、7割以上が産後を「1年以内」と認識している一方で、心や身体のコンディションが出産前の状態に回復した方は約半数にとどまり、認識していない「かくれ産後」が存在することが明らかになりました。
調査は、出産経験がある全国の20~40代の女性600人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。
まず、「自身にとって“産後”という言葉があてはまると思う期間」を尋ねたところ、全体の72.8%が「出産直後~1年」と回答し、多くの女性が“産後=1年以内”と定義していることが明らかになりました。
その一方で、出産後、実際に身体や心が「妊娠前のコンディションに戻った」と実感したのは、「出産直後~1年」(48.3%)が約半数を占め、意識と体や心の産後の期間の認識に約2割のギャップがあり「かくれ産後」の存在があることがわかりました。
また、「産後に、パートナーや家族に頼れなかった」と回答した人は47.8%で、そのうちの約2割は「本当は頼りたかったが遠慮した」(18.0%)と回答していることから、頼りたいけど遠慮してしまう人が一定数いることがわかりました。
次に、「産後ケア」という言葉の認知度を調べたところ、約9割が「産後ケア」の言葉を認知していることがわかりました。そのうち「内容までよく知っていた」と回答した人の割合は27.0%と約3割で、約6割が内容まで知らない実態が明らかになりました。
また、「“産後ケア”のイメージ」については、産後1年以内では「赤ちゃんの預かり・一時的に離れるサポート」(70.5%)や「家事サポート」(65.9%)のスコアが高く、目の前の育児・家事負担からの物理的な解放が産後ケアの中心的イメージとなっているのに対し、産後5年以内では、「心のケア」(75.0%)、「育児サポート」(66.7%)、「パートナー・家族による支援」(50.9%)、「医療・専門家によるアドバイス」(46.3%)など、精神的・専門的・周囲からの多面的な支援に対するイメージが強く、長期的育児生活への対応を産後ケアとして捉えていることがうかがえました。
続けて、「産後、自分のための“セルフケア時間”はどの程度とれましたか」と尋ねたところ、66.2%が「とれなかった」と回答。
「セルフケア時間をとれなかった理由」としては、「精神的な余裕がなかった」(39.9%)、「とにかく時間がなかった」(38.6%)、「休むきっかけ・タイミングがなかった」(36.7%)が上位に挙げられ、出産後は休む間もなく子育てが始まり、忙しい子育て中の毎日の中で自分自身へ意識が向かずにセルフケア時間を取る精神的・時間的余裕がない状況が、自身の心と身体のケアの優先度が下がってしまう要因となっていることがうかがえました。
さらに、産後の、自分のための「セルフケア時間としてどのような時間が望ましいと思いますか」という問いに対しては、「1人で気兼ねなく過ごせる時間」(70.2%)が最多となり、産後のセルフケアとして“自分時間”がほしいと感じている実態が明らかになりました。




