【素朴な疑問】車台番号が必要な場面って? 番号から何が分かってしまうのか……番号の調べ方などを専門家が解説
車検証などに記載されている車台番号からは、車種や型式、グレード、製造場所、リコール情報などがわかります。本記事では、車台番号でわかることや簡単な調べ方(どこに記載されているか)、番号が必要になる場面などを解説します。
■車台番号とは?どこで確認できる?
車台番号とは、国土交通省が車両1台ずつに付与している個別の識別番号です。
人にとってのマイナンバーのような存在で、番号が他の車両と重複することはありません。また、所有者や住所地が変わっても番号は変更されません。車以外にも、バイクや原付、自転車に付与されます。番号は、車検証や車体のコーションプレート、バルクヘッドに記載されています。
▽車台番号の構成(文字の種類と桁数)
車台番号はアルファベットと数字の組み合わせで構成されており、桁数は数桁~最大17桁と車両によって異なります。番号の規則性や意味は、一般に公開されていません。
▽車台番号と車体番号は同じ意味
車台番号は「車体番号」と呼ばれることもあります。どちらも同じものを指しますが、正式名称は「車台番号」です。
なお、よく似た言葉に「車両番号」もありますが、これはナンバープレートに記載される番号です。運輸支局や軽自動車検査協会が付与し、住所が変わった際に番号自体が変わることもあります。
■車台番号から分かる情報
冒頭でご紹介したように、車台番号は人におけるマイナンバーのような存在であり、この番号から車両に関する多くの情報がわかります。
▽所有者が自ら調べられる情報
車の所有者は、車台番号から以下のような情報を知ることができます。
・車両自体の情報(車種・型式・グレード・製造国など)
・愛車に関するリコール情報
たとえば愛車のグレードを忘れても、自動車メーカーのグレード検索ページに車台番号を入力すれば、グレードがわかります。
また、日本自動車整備振興会連合会(JASPA)などのリコール情報検索ページでは、愛車がリコールの対象かどうかを確認できます。
▽販売店等なら他の情報もわかる
一般のユーザーは確認できませんが、ディーラーや中古車販売店などは、車台番号を通して車の修復歴や走行距離、売買履歴なども確認できます。
また、愛車が盗難された場合は、警察が車両の行方を追うのに車台番号を活用します。
■車台番号が必要になる場面
以下のような場面では、車台番号情報の開示が必要です。
・車の入手にあたって登録手続きをするとき
・自動車保険に加入するとき
・車検を受けるとき
・愛車がリコール対象か確認するとき
・車を廃車・売却するとき
・盗難された車の捜索を行うとき
冒頭でお伝えしたように、車台番号は個別の識別番号であるため、各種登録手続きや保険の加入、車検などに必要です。また、車を廃車にする際は、その番号自体の抹消も行われます。
■車台番号の調べ方
車台番号は、(1)車検証、(2)車両のコーションプレート、(3)車両のバルクヘッドを見ることで確認できます。なかでも、車検証で確認する方法は非常に簡単です。
▽調べ方(1)車検証で確認する
もっとも簡単で確実なのは、車検証で車台番号を確認する方法です。
車検証には、車台番号の記載欄があります。最新の電子車検証でも券面に車台番号が記載されているため、誰でも気軽に確認できます。
▽調べ方(2)コーションプレートで確認する
車台番号は、車検証だけでなく車両自体にも記載されています。
車両での確認方法の一つが「コーションプレート」です。車両の詳細情報が記載された金属板で、以下のような位置にあります(貼り付け位置は、車両によって異なります)。
・エンジンルーム内
・センターピラー
・フロントピラー
・運転席のシート・カーペットの下
なお、コーションプレートには車台番号以外にもエンジンの型式や外装色、内装色、トランスミッションの型式などが記載されています。
▽調べ方(3)車体のバルクヘッドで確認する
コーションプレートの他に、エンジンルームの奥の方にあるバルクヘッド(ダッシュパネル)を確認する方法もあります。バルクヘッドには、車台番号が直接打刻されています。
■車台番号に関するよくある質問
車台番号に関するよくある質問と回答をまとめました。
▽Q.車台番号を確認する簡単な方法は?
車台番号を確認したいときは、(1)車検証、(2)車体のコーションプレート、(3)車体のバルクヘッド(ダッシュパネル)のいずれかを確認しましょう。もっとも簡単で確実なのは、車検証で確認する方法です。
▽Q.車台番号の桁数はいくつ?
車台番号の桁数は車両によって異なり、数桁~最大17桁です。輸入車は17桁であることが多いです。
▽Q.車台番号と車体番号の違いは?
車台番号と車体番号は、呼び方が異なるだけで同じ「車両1台ずつに割り振られた識別番号」を指します。正式名称が「車台番号」で、俗称が「車体番号」です。
▽Q.車台番号と車両番号の違いは?
車台番号と車両番号はよく似た響きですが、指しているものが全く異なります。
車台番号は車両1台ずつに割り振られた識別番号で、車両番号はナンバープレートに記載された番号です。車台番号は住所や所有者が変わってもずっと変更されませんが、車両番号は住所変更などによって変わる可能性があります。
▽Q.車台番号の打刻がない車は盗難車?
各車両には、車台番号が車体に直接打刻されているのが一般的です。しかし、車両が盗難したものだと見つからないよう、盗難車は窃盗犯によって打刻を消されていることもあります。
「打刻が消えている=盗難車」とは限りませんが、万が一中古車などで車台番号の打刻が消された跡などがあれば、購入を控えましょう。
(まいどなニュース/norico)





