コワモテ男女がお店で一芝居 300万スーツ騒動の裏にあった恋のキューピッド作戦にキュン!【漫画】

職場やよく行く食堂などで、「あの2人はお似合いなのに、なかなか進展しないなあ」「誰か背中を押してあげたらいいのに」と思ってしまう人たちを見かけると、つい応援したくなってしまうものです。

そんな恋の応援をするために、あえて悪役になるという方法を実践した2人を描いた作品『【漫画】ヤクザな二人のナイショの趣味』が、X(旧Twitter)に投稿されました。

物語の舞台は、とある定食屋さんです。従業員のサキと板前の源は、お互いを好ましく思っている様子ですが、その関係はなかなか進展していませんでした。そんな2人の様子を、強面のギンジとその上司である姐さんは見つめながら、言葉を発することなくアイコンタクトで何やら企んでいます。

その直後、狙いすましたようにサキがギンジさんの足にお茶をこぼすトラブルが起こります。ギンジはすぐさま「このスーツ300万するんだぞ」と因縁をつけ、サキにスーツを弁償するために風俗の仕事をするように強要するのでした。

するとサキは「いや!わたしゲンちゃんと所帯持つの!」と拒否し、源への想いも打ち明けます。しかしギンジは「片思いか!報われないな よし!お客をゲンちゃんと思って励め!」と非道な姿勢を変えません。

その時、源はギンジの襟首を掴み、「オレだってサキが好きだ 差し違えてでもサキは渡さん」と叫びます。この言葉を聞いた姐さんはギンジと源の間に入り、「負けだよギンジそのへんにしときな」と仲裁すると、ギンジを連れて店から出ていきます。

その後ギンジと姐さんは、想いが通じ合ってカップルとなったサキと源を遠くから見つめながら、満足げに微笑むのでした。どうやら2人はサキと源を交際させるために悪役を演じていたようです。

そんな同作について、作者の屋乃啓人さんに詳しく話を聞きました。

■ヤクザな2人に託したのは「寅さん」の役割?

ーこの作品を描こうと思ったきっかけなどあれば教えていただけますでしょうか

4年くらい前に、1か月連続で4ページ漫画を描いていた時期にひねり出しました。当時のX(旧Twitter)のタイムラインが、今のようにアルゴリズム主導ではなく、単純に多くリツイートされればそれだけ多くの人に届く仕様でしたので、読んでいて面白い、意外性のある展開を目指しました。

ーギンジと姐さんは、あえて“悪役を演じて2人をくっつける”役割をしていますが、このキャラ設定はどのように生まれましたか?

いつも「〇〇なラブコメ」のような1行程度のあらすじを考えて作劇しています。「ヤクザな2人~」に関しては「寅さん(男はつらいよ)っぽいラブコメ」みたいな筋で描きました。寅さんは平和な、けれど停滞している人間関係を壊す厄介なヤツなんですが、わき役たちは寅さんが去ったあと新しい人間関係を構築することになり、壊される前より幸福になってエンディングを迎えます。それと同じようなことをしようと思って配役しました。寅さん役を一人にした場合4ページの短尺だと「暴れていい顔をして去ってく」支離滅裂なキャラクターになるので、暴れ役とまとめ役で2つに役割を分割しました。単純な上司と部下でもいいんですが、劇画的な渋い作品になると思ったので男女にしました。

ー作品づくりで気をつけていることや大切にしていることはありますか?

わかりやすく面白いもので、Xではコンテンツよりもコミュニケーションが求められるので、突っ込みが入れられる余地を残しています。

(海川 まこと/漫画収集家)

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