親の相続、話し合っていますか? 「対策している」人は近畿圏の40代・50代が多いが、していない人は…
人生100年時代。成人後の親子関係がより長く続く現代において、相続に関する準備はますます重要です。
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)の調査では、相続対策を「している」と回答したのは11.9%。約90%が相続対策を後回しにしていることが明らかになりました。親からの生前贈与や相続について親子間で協議した経験がある人も18.3%にとどまり、多くの家庭では相続の話し合いが進んでいないようです。
70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女2000人を対象に、2025年9月にインターネットリサーチで実施した「『おとなの親子』の生活調査2025」です。
■親子での相続協議、経験者は2割未満
相続の準備について、親からの生前贈与や親子間の相続協議を聞いたところ、「協議したことがある」は18.3%でした。年代別では、「協議したことがある」の回答者は60代で24.6%でほぼ4人に1人。40代や50代ではさらに低い数値でした。
■生前贈与を受けた経験がある人は1割強
生前贈与については、「受けたことがある」は12.8%、「受けたことはない」は87.3%でした。年代別では、「受けたことがある」と回答した人の割合は、40代で10.8%、50代で10.0%でした。
■相続対策、約9割が「まだしていない」
実際の相続対策については、「している」は11.9%で、「していない」が88.1%という結果に。年代別にみると、「している」と回答した人の割合は、40代で6.5%、50代で9.9%と、いずれも10%未満でした。さらに、前回の調査結果と比較すると、40代では「している」と回答した人の割合が前回調査の9.8%から今回調査の6.5%へと3.3ポイント下がりました。
居住エリア別にみると、相続対策をしているという回答の割合が最も高くなったのは近畿の13.5%で、次いで中部の13.2%となりました。最も低かったのは九州・沖縄の7.3%でした。
■「争族」への不安要素を抱える人は少なくない
相続対策をしていない1762名に、争族(遺産相続を巡り親族などの相続人同士が争うこと)の懸念について聞いたところ、「心配している」は16.2%、「心配していない」は83.8%でした。
親の遺言の内容を知っているかという質問に対しては、「知っている」は10.1%でした。年代別では、「知っている」と回答した人の割合は40代で5.7%、50代で8.7%、60代で15.8%と、年代が上がるにつれて上昇する傾向がみられましたが、それでも60代でも20%に満たない状況でした。
居住エリア別では、「知っている」が最も高くなったのは近畿の12.8%で、次いで中部の12.4%となりました。最も低いのは中国・四国の3.8%でした。
きょうだい間など親族同士の助け合いやコミュニケーションが少ないかを聞いたところ、「少ない」が41.6%、「少なくはない」が58.5%となりました。親族相互で声を掛け合ったり、協力したりする機会に乏しいと感じている人が40%を超えています。
また、親の資産が分割しづらい自宅などに偏っているかという質問では、「偏っている」が27.4%、「偏ってはいない」が72.6%でした。
【出典】
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社とネットエイジア株式会社による調査





