ホテルの朝食会場の混雑を“マグネットで可視化”「革命的」「すべてのホテルに設置してほしい」と話題に
ビジネスホテル「東横イン」の朝食会場に設置された「混雑予測がひと目で分かるマグネット案内」の写真がXに投稿され、話題を集めています。
写真を投稿したのは、全国各地を旅しながら情報を発信しているZooo【旅人】さん(@1011_zooo_)。ホワイトボードには、利用者が希望時間にマグネットを置くだけで混雑を可視化できる仕組みが示されており、「革命的だ」「もっと広まってほしい」と共感の声が寄せられました。
Zoooさんがこの案内を見つけたのは、北海道への旅行中、宿泊する東横インへチェックインを終えて館内を確認していた時だったそう。過去にも東横インを利用してきた中で初めて見た取り組みだったことから、印象は強かったそうです。
「東横インは各部屋の仕様が同じで、家に帰ったような安心感があるところです。いい意味で期待を裏切らないので、利用する上で気にすることが減り、嬉しいです。この案内板は直感的で分かりやすかったですし、協力したいなと感じました。他店舗では見ることがなかったので革命的だとも思います。館内は全国で統一性があるからこそ、このような“小さな個性”を感じられると楽しいです」
掲示されたボードには朝食の時間帯が細かく区切られ、利用者が任意のマグネットを貼り付けるだけで「どの時間が混むのか」が一目で分かる仕組みになっています。この日Zoooさんは朝7時に出発予定だったため、6時30分の枠にマグネットを貼ったそう。「マグネットを貼った時間に朝食をいただきました。自分の意思を示せるのは便利だと思います」と話します。
東横インの朝食は無料ながら種類も豊富で、利用者からの満足度も高いことで知られています。Zoooさんも「特に好きと言ったものはないですが、安定して美味しいものが頂けるイメージです。各地の名産品が取り入れられているので、忙しい中でも“その土地に来た思い出”を作ることができうれしいです」と語ります。
東横インの利用頻度が高いZoooさんですが、過去に朝食会場の混雑で大きく困った経験はないそう。
「困ったというほどではないですが、席が混んでいる際は座りたい席に座れなかったことくらいです。ただ、混雑状況が事前に把握できる仕組みがあれば、利用者側のストレスは確実に減るだろうな、とは感じていました」
実際にこのマグネット案内を使ってみた感想として、「ホテル側は食事を準備するタイミングが分かりやすいと思います。一方で、利用者側は混雑予測を見てタイミングを選ぶ権利が与えられます。また、作りたてを食べられる可能性も上がると感じました」と話します。
「すべてのホテルに設置してほしい」「各部屋のテレビで答えたり見れるようにしてほしい」という声がコメントでも多く寄せられており、Zoooさん自身も「客室数や客層によっては見せ方を考える必要はあると思いますが、広まれば便利だと思います」と感じたそうです。





