マナーが悪そう?……へばりついて残された米粒 ホテルで見つけた「お茶碗」に称賛の声「食べる側にも片付ける側にもメリット」

食のマナーと言われるものはさまざまあるが、お茶碗に米粒を残さないというのはその代表的なものだろう。

しかし米の炊き加減やお茶碗の素材によってはそれを完遂することが難しい場合も…今、SNS上で大きな注目を集めているのはそんな悩みにうってつけの加工が施されたお茶碗だ。

「ルートインのお茶碗がしゃもじと同じ加工が施されてるんだけど、『米粒を汚く残してしまう人間がいる』という問題に『運用ではなくシステムで対応する』という姿勢に好感が持てる。」

と件の茶碗を紹介したのはGUTTIさん(@on_gutti)。

表面に凹凸をつけるエンボス加工を施すことで、米粒がへばりつきにくくなったこのお茶碗。しゃもじではよく見かける加工だが、お茶碗にも同様のものがあるとは驚きだ。

GUTTIさんにお話を聞いた。

ーーこの茶碗をご覧になって。

GUTTI:投稿通り「使う人間のマナーや良心に頼るのではなく、そもそもそうならないようにしよう」という発想は見事だな、という感想でした。この世全てのお茶碗がこうなったら、世界は一歩平和に近付きそうですね。とりあえず我が家も次にお茶碗を買い替える時はこれにします。

ーー使い心地はいかがでしたか?

GUTTI:私は普段から、それこそ親の仇の如く徹底してお茶碗に米粒を残さないように食べてはいるのですが、そういった人間にとってもやはり楽に食べられて良い食器でした。またお茶碗にふんわりとお米が盛り付けられる形になるため、ルートインややよい軒で使用されているような「ご飯を盛り付ける機械」とのシナジーも抜群だなと。

ーー投稿に大きな反響がありました。

GUTTI:Xでバズるのはこれが初めてというわけでもないので、そこについては特に何も…というのが正直なところです。しかし寄せられた引用やリプライを拝見すると、「これだとしゃもじと同じで凸凹の間にデンプンが残って洗うのが面倒」「いや、実際に洗うのも楽だ」という真逆の意見がそこそこの数寄せられていたのは気になりました。洗う時に使用するスポンジや洗剤、洗い方によって変わるのでしょうか?暇な時にでも調べてみたいと思います。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「食べる側にも片付ける側にもメリットがあり好感です」

「お高い薄いお茶碗にはごはんがつかない気がする。分厚く重い安いお茶碗やファミレスのライスのお皿にはもれなくつく気がする。今は炊飯器から直接お茶碗によそうけど、昔からみたいに一旦おひつに移したごはんは器につかない気が。器の温度とごはんの湿度の問題なのかなと思う。」

「カインズに行くのです・・・ カインズホームセンターのPBにこのタイプのつぶつぶ加工した『ごはんがつきにくい茶碗』シリーズがあります。」

など数々のコメントが寄せられた今回の投稿。今使っているお茶碗に不満のある方はぜひ参考にされたい。

なお今回の話題を提供してくれたGUTTIさんはこの反響に乗じ、劇場版 『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』をPRしたいという。未見の方はテレビアニメをご覧になった上でぜひ劇場に足を運んでいただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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