500gだった赤ちゃんの頃から飼って……1年前は抱っこできたのに! イノシシが巨大になりすぎ「すごい体重の増え方」
1年でビッグに成長したイノシシがSNSで話題になっている。
漫画家のアキヤマヒデキさんが投稿したのは、自身がイノシシのみなみちゃんを抱っこしている写真。
ちょうど1年前に撮影されたもので、当時の体重は22kgだったそう。しかし1年間大切に育てられたみなみちゃんはスクスク成長し、現在はなんと70kg以上!1年間で50㎏ほど大きくなり、もう抱っこも出来なくなったそう。
アキヤマさんに詳しく話を聞いた。
--みなみちゃんがおうちに来たきっかけは?
アキヤマ:元々イノシシを飼いたいと思っていたところ、知り合いの猟師から連絡をもらいました。罠に掛かったイノシシが4頭赤ちゃんを産んでいたので、その一頭を飼うことにしたんです。
--何を食べてこんなに大きくなったんですか?
アキヤマ:小さいときは人間用の粉ミルク。固形物を食べられるようになったら、ご飯、米ぬか、ミルク、チーズ、生卵、納豆、酢などを混ぜて、さらに焼いた魚や鹿肉などを食べさせています。秋には柿や本来主食のドングリを沢山。道行く人たちからも、パンやお菓子、サツマイモなどをもらっているようです。地面に敷いている干し草を食べることもあります。
--抱っこができなくなった時の思い出は?
アキヤマ:大体30㎏ほどになった時に抱っこはしなくなりました。持ち上げることはできたのですが、イノシシが苦しいような持ち上げ方になるのでやめておきました。
--イノシシを飼うことで大変だったことは?
アキヤマ:現在は大きな柵を建て、自宅敷地内だけでお散歩をしています。飼育許可のため家畜保健衛生所の職員さんが豚コレラの予防接種をしに来てくれるのですが、怖がって簡単には打たせてくれず、毎回大変です(笑)。
--これからのみなみちゃんとの暮らしについて
アキヤマ:500gだった時から家族で飼っているのでまるで子供のように可愛がっています。これからもできるだけ自由に楽しく過ごしてくれれば嬉しいです。
◇ ◇
SNSでは「イノシシって懐くんですね。」「ご機嫌な顔で抱っこされてる!」「すごい体重の増え方」「どの動物も大事にされているの表情に出るんだね」「成長が早すぎる!」などの反響が集まった。
なお、イノシシなど野生生物の個人飼育は、法律だけでなく、自治体ごとに細かく条例で定められている。アキヤマさんも定期的なワクチン接種や専用の檻の用意はもちろん、散歩も周囲に人がいる可能性がある際はハーネスを付けるなどしており、生涯飼育には適切な敷地や設備が必要だ。気軽な飼育はおすすめできない。
【アキヤマヒデキさん関連情報】
自身の山での暮らしを漫画にした「ボクらはみんな生きてゆく!」が好評連載中
「ボクらはみんな生きてゆく!」ビッコミ(小学館)
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)





