HP模倣され…発覚したペットシッターの無許可営業 →飼い主とシッター結ぶ“マッチング”開発へ、兵庫でクラファン挑戦

飼い主が安心してペットを預けられる“マッチング”の仕組みを開発しようと、兵庫県内のペットシッターがクラウドファンディングに挑戦している。お客さんの声を聞く中で、悪徳な業者がおり、シッター選びに不安を感じる人が多いことを把握。また、無許可で営業する業者を自身で摘発するという事案に遭遇したそうで-。

■お客さんから聞く不安の声

神戸市東灘区で「まるすまいるペットシッター」を営む⾼野真澄さん(49)。愛猫との別れをきっかけに「命と真剣に向き合う仕事をしたい」との思いが芽生え、民間資格「ペットシッター士」を取得。 会社員から動物病院勤務に転職し、動物医療と飼い主サポートの実務経験を積んだ。 その後、現場で感じた「安心して任せられる人や仕組みの少なさ」を感じ、訪問型のペットシッターとして活動を始め、2022年に開業した。

お客さんとの打ち合わせで痛感したのが、飼い主とシッターのミスマッチや業界の不透明さといった課題だった。「突然、ペットシッターが閉業して返金されなかったり、家の鍵を返却せずに連絡が取れなくなる業者がいたり…。同じエリアで営業していて、こんな悪徳業者がいたんだと驚きました」と高野さん。

今年8月には、無許可で営業するシッターを自身で摘発する事案もあった。ある日、店のインスタグラムに「いいね!」が付いた。気になってアカウントに飛び、ホームぺージを開くと、違和感が走った。「ホームぺージの構成が全く一緒で、文章もそっくりだったんです。こだわって作ったホームぺージなので『これ…私の言葉だ』とすぐに分かりました」

その後、事業所概要を確認すると、ペットシッターの運営に必須の「第一種動物取扱業の種別および登録番号」が記載されていなかった。そのため、所在地の動物愛護センターに連絡して調べてもらうと、無許可営業が発覚。飼い主が安心して預けられる場を提供したい、と強く思ったという。

■飼い主の暮らしや価値観を大事に

クラウドファンディングは11月8日~来年1月13日に実施。支援金は、芦屋・神戸・西宮エリアのペットシッターと飼い主向けのマッチングシステム「まるすまいるコネクト」の開発に利用する。シッターの審査制を導入し、高野さんが資格や預かり環境などの登録を確認。マッチング時には飼い主の思いや暮らし、価値観を大事にする。

目標金額は100万円で、目標金額に届かない場合にも成立する。高野さんは「ペットが生まれてから命を見送るまで、どんな時も安心して任せられる人や場所、スムーズに繋がれる社会をつくりたい」と話す。

(まいどなニュース・山脇 未菜美)

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