1000円で見つけた帯、実は伝統工芸「佐賀錦」だった! 知らずに洗ってしまったけど…スカートに生まれ変わり「職人さんも喜んでる」の声

偶然1000円で手に入れた着物の帯を美しいハイウエストスカートへ生まれ変わらせた--そんなリメイクの様子がThreadsに投稿され、話題になっています。

投稿したのは、天然石ビーズを編み込んだアクセサリーを制作しているitohanaさん(@itohana_teshigoto)。和服をリメイクで仕立てるために格安で購入した着物帯でしたが、実は伝統工芸品「佐賀錦」だったそう。元がそんな高級品だと知らずに洗濯をしてしまったといいますが、見事に生まれ変わったスカートの仕上がりに「素晴らしいアップサイクル」「センスの塊」といった称賛の声が寄せられました。

■1000円で見つけた「掘り出し物」

itohanaさんがこの帯に出会ったのは、行きつけのショッピングセンターでたまたま開催されていたリサイクル着物のバーゲンだったそう。

「次週末にあるマルシェのドレスコードが和服だったので、着ていけるものはないか?と覗いたのがきっかけです。セール品の中からこの帯が目について、仕上がりやコーディネートをイメージしながら”『itohana』(自身のブランド)に合いそう”と思い、購入を決めました」

購入時点では、これが「佐賀錦」という高級な織物であることは気付かなかったといいます。しかし帯を開いてみると、そこには「佐賀錦」の文字が。佐賀錦は、金銀の箔や漆を施した和紙を経糸に、絹糸を緯糸に用いて織られる豪華絢爛な伝統工芸品です。

■「張り切って洗ってしまった」帯の運命

実際に帯を手にしてみて、リメイクのアイデアがすぐに浮かんだといいます。

「帯を体に当てたところ、4つ折りでワンピースかハイウエストスカートくらいの丈や身幅があることに気がついて、縫う工程が一番少ないスカートにしようと決めました」

しかし、リサイクル品ということもあり、どうしても”一度洗っておきたい”という気持ちが-。帯は水に濡れると型崩れやシワ、歪みの原因になるため”洗わないのが基本”と知りつつも、ぬるま湯で押し洗いしたといいます。

「茶色い水が出て来たので、洗ってよかったなと思いつつ、縮んでしまわないか心配でした。ですが、洗っても縮むことなく、シワもそこまで目立たずに張りがあったので安心しました」

■プロの技術とSNSの応援が後押し

実はitohanaさん、普段はパリコレブランドの服も手がける縫製工場で働くプロ。その技術を活かし、制作期間わずか4日、実質7~8時間でスカートを完成させました。

しかし、その過程では「ウエストタックで形が定まらない」と挫折しかけたことも…。そんな時、力になったのがSNSでの応援だったといいます。

「InstagramやThreadsでの反応を見るとやる気が出て頑張れました。着用時に動きやすい様にサイドスリットをいれたり、スタイルアップして見えるようにタックの幅はかなりこだわりました」

■「もったいないかな…」罪悪感を溶かした言葉

完成したスカートを着用し、熊本県山鹿市で開催されたマルシェに出店すると、着物姿の来場者から「帯なの?」と声をかけられるなど、会話のきっかけになったそうです。SNSでも大きな反響があり、その中でitohanaさんの心を軽くするコメントがありました。

「『糸をはいたお蚕さんたちも、帯作った職人さんたちも、こんな素敵なスカートに生き返ったことを喜んでると思います。』というコメントをいただいて。佐賀錦と知った時に勿体ないかなと切るのを躊躇してどこか申し訳ない気持ちもあったのですが、この素敵なコメントのおかげでそんな思いが昇華されたような気がしました」

帯のリメイクは初めてだったというitohanaさん。「とても素敵に仕上がったので、次はもっと気軽に着られるワンピースを制作したいなと思っています!」と、次なる創作意欲を語ってくれました。

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