ひき逃げされ、肺炎にもなっていた子猫→9年後の成長した姿にネット「同じ猫とは思えない」
「←保護時 現在→ よい焼きちくわになった」-そんな一枚の写真投稿がXで大きな注目を集めました。投稿したのは、飼い主のマミ太郎さん(@pfirsich_jam)。写っているのは保護猫のぽんちゃん(オス)です。
■真っ白から「焼きちくわ」へ
ぽんちゃんは、10月1日で9歳になる“たぬシャム”猫。保護された当時は推定生後3カ月ほどで、寒い時期にひき逃げされ肺炎も併発していたところを、保護ボランティアさんが助けてくれたそうです。その後のご縁で、同じく保護されていた黒猫のクロロちゃんと一緒にマミ太郎さんのもとへ迎えられることになりました。
当時は耳と尻尾以外はほぼ真っ白でしたが、1カ月もしないうちに体にシミのような模様が現れ、それが次第に濃くなっていったといいます。半年ほどで今の「ちくわ柄」に定着。寒さの厳しい環境にいたため、通常より濃く出たのかもしれないといいます。
「上から体を見ると、ちくわのようで、家族で『焼きちくわちゃん』と呼んでいました。今はちくわにしては少し太めですけど(笑)」とマミ太郎さん。
■ネットの反響「同じ猫?」「安堵のちくわ柄」
投稿には「えっ、こんなに変わるの?」「同じ猫とは思えない」「よい焼きちくわ、美味しそう」などの声が寄せられました。
マミ太郎さんは「シャム系は成長とともに色が出てくるのは珍しくないのですが、知らない方も多いようです。驚いたり、褒めてもらえたりして嬉しいです」と笑顔で語ります。
■保護犬猫への思い
ぽんちゃんを含め、マミ太郎さん宅のペットは代々すべて保護犬・保護猫だといいます。
「今回の投稿をきっかけに、保護犬猫に興味を持ってくださる方が少しでも増えてくれたらと思います」
真っ白な子猫が、年月を経て「よい焼きちくわ」になった-そのユーモラスで温かい変化の裏には、保護活動の大切さと家族の愛情がありました。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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