子の「だっこしてぇ」を無視、寝たふりのママに放たれた「必殺の一言」とは?思わず飛び起きるハメに【漫画】
子育て中のママやパパなら、子どもが日々新しい知恵をつけていく瞬間に驚かされるものでしょう。なかでも親の行動パターンを把握して利用する姿は、かわいらしさと同時に「すごいな」と感心してしまうことも。そんな子どもの賢さを描いたのは漫画家の一色美穂さんがX(旧Twitter)に投稿した作品『寝たふり』です。
物語は、寝かしつけの最中に子どもが一色さんに「だっこしてぇぇ」と呼びかけるシーンから始まります。子どもを寝かせるためにも、一色さんは子どもの要求を無視して寝たふりをし続けるのでした。一色さんの様子を見て、子どもは一瞬沈黙すると必殺の一言を放ちます。それは「…うんちした」でした。
その言葉を聞いた一色さんは、思わず「ガバッ」と飛び起きてお尻を確認。しかし、実際にはその気配はなく、子どもがママを起こすための作戦だったことに気づくのです。
読者からは「これ同じ!!みんなやるのね(笑)母が起きるポイントおさえてきよる…」や「うちの息子はうんちしてないやーん!って言うとヘヘッて言いながら抱きついてきて離れんくなる」など、一色さんと同様の経験をしたという声が多くあがっています。一方で「諦めて寝てくれ…もめちゃくちゃ切実なんだよ…!!」と、寝かしつけの大変さを身をもって知っている方からの悲痛な叫びも散見されました。
そんな同作について、作者の一色美穂さんに話を聞きました。
■嘘もだんだん巧妙になっていきますね…
ー寝かしつけの際に「寝たふり」をすることがあるとのことですが、その時、どんな気持ちで試しているのでしょうか?
寝てくれ~諦めて寝てくれ~と神頼みです。
ーお子様から「うんちした」と言われた時、すぐに反応してしまった自分について、どう思いましたか?
しまった!と思いました。嘘もだんだん巧妙になっていきますね…
ー「うんちした」という言葉に、どれだけ騙されていることが多いでしょうか?
「うんちした」は初めてだったのでつい騙されてしまいました。他には「いたい、けがした、ちでた」と言って大騒ぎし、見るとなんともなってない、という事もありました。
ー他にも思わず反応してしまう言葉はありますか?
やはりおむつ関係は一番焦りますね。嘘とは違いますが、突然「ママすき!」と言ってきたりするとついうれしくて反応してしまいます。
ー寝かしつけの方法として「寝たふり」以外に試しているものがあれば、教えてください。
催眠術もどきです。「目を閉じて…お口も閉じて…そうそういい感じ…ゆっくり息をしてみよう…」みたいなことを、トントンしながら静かにゆっくり言います。うまくいくと寝てくれます…!
(海川 まこと/漫画収集家)
