「女の子に塾は必要ない」「愛想が良ければ学歴なくても…」夫の言葉に妻ブチギレ! 反論がスカッと刺さると話題に
近年、女性の進学率は右肩上がりを続けています。1984年時点では、男性の大学進学率が34.7%、女性が12.7%と大きな差がありました。 しかし2024年には、男性61.9%、女性56.2%と、格差は縮小しています。かつて「男は仕事、女は家庭」という価値観が当たり前だった時代から、大きく変わってきたことがうかがえます。
しかし一方で、家庭のなかにはまだ《昭和の名残》が色濃く残っていると感じる瞬間も--都内在住の会社員・F子さん(30代・女性)は、夫からのある言葉に思わず固まってしまったといいます。
■娘の教育について夫とバトル勃発!?
「小学生の娘がいて、そろそろ塾を検討しようかと思っていたんです。進学も視野に入れて、少しずつ準備しておこうと思っていたら、夫が『女の子なんだから、別に塾なんて行かせなくていいんじゃない?』って言い出して」
思わず「…は?」と聞き返すF子さん。さらに、夫はさらりとこう言ったそうです。
「だって、女の子って愛想さえ良ければ、別に学歴とか職業なくても何とかなるでしょ?」
--その瞬間、F子さんの頭の中で何かが弾けたといいます。
■「愛想さえ良ければ」…なわけないでしょ!
「いや、そんなことないよ。娘が一人で生計を立てられるくらい自立してないと、本人が困るでしょ? 世の中そんなに甘くないよ」
すると夫は、少し首をかしげながらこう返してきたそうです。
「でも、結婚したら養ってもらえるじゃん?」
F子さんは一瞬言葉を失いました。そして、思わずこう返したといいます。
「そういうご家庭もたくさんあるけど、事情がそれぞれあるでしょう。それを考えずに、最初から養ってもらう前提で人生設計してたら、いざというとき詰むんだよ。そもそも、うちの生活費も、私が働いてなきゃまわってないでしょ!」
夫は「まあ…それは、そうだけど」と、少しバツが悪そうな様子だったとか。
更にF子さんは「自立した賢い女性じゃないと、ダメな相手と結婚したとき、ちゃんと別れられないかもよ?」と伝えたといいます。夫はそれを聞いて、石のように黙りました。
後日、F子さんと小学生の娘さんが塾を決めたことを報告すると「勉強がんばって」と微笑む夫。F子さんは夫の発言を思い出してちょっとイラッとしましたが、言い返せたことにはスッキリしたそうです。
■世の中そんなに甘くない
「誰かに依存しないと生きていけない」という前提が染みついたままでは、女性は自分の人生を選ぶ自由すら奪われてしまいます。ましてや、離婚したくても経済的な理由で動けない--そんな現実に直面している人が少なくないのは、SNSや相談サイトを少し覗けば一目瞭然です。
「私は、娘には《選べる人生》を歩んでほしい。勉強を頑張って、やりたいことができたら、それを実現できる力を持っていてほしい。愛想がいいだけで乗り切れるほど、世の中甘くないよって、心から思います」F子さんは冷静にそう語りました。
もちろん、学歴や職業がすべてではありません。しかし、「どうせ女の子だから」と最初から可能性にフタをすることは、親としてあまりにも無責任ではないでしょうか。
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今の時代、「学歴だけが全て」ではなくなったとはいえ、「学ぶ権利」は誰にでも平等にあるべきです。男の子でも、女の子でも。そして親世代こそが、その道を閉ざす存在になってはいけない--F子さんのエピソードは、そう教えてくれているのかもしれません。
子供の未来を、先入観や性別で決めつけず、選択肢を広げてあげられる大人でありたいですね。
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▽【出典】大学・短期大学への進学率の推移(Education career)





