結婚相手に希望する年収は…女性の4割以上が「400万円以上」を希望 男女の違い浮き彫りに
みなさんは結婚相手に希望する年収はいくらぐらいですか。株式会社マシェバラトーク(東京都渋谷区)が運営するオウンドメディア『マシェラボ』が実施した「恋愛・結婚におけるお金事情」に関する調査によると、未婚女性の4割以上が「400万円以上」を希望していることがわかりました。一方、「400万円以上」を希望する男性は4人に1人程度にとどまりました。
調査は全国の20~49歳の未婚男女362人を対象として、2025年6月にインターネットで実施されました。
デート経験のある男性に、デートにおける「理想の支払い方法と実際の支払い方法」を聞いたところ、理想として「男性負担」を望む人が45.4%(男性が全額支払うべき17.5%、男性が多めに支払うべき27.9%)に対し、「平等負担」を望む人は39.6%(完全に割り勘にすべき21.4%、収入に応じて分担すべき18.2%)という結果になりました。
しかし実際のデートでは、「男性負担」が53.3%、「平等負担」は23.4%となっており、「やはり男性が払うべき」という社会の雰囲気や、相手への気遣いから多めに支払ってしまうのが現実のようです。
一方、デート経験のある女性の理想は、「男性負担」を望む人が42.0%、「平等負担」を望む人が40.0%と、両者の差はほとんどなかったものの、実際には「男性負担」が48.9%、「平等負担」は30.3%となっており、現実のデートではやはり男性負担となるケースが多いようです。
次に、「結婚相手に求める年収の最低ライン」について「400万円以上」を求める人の割合を見ると、男性は26.1%、女性は44.2%となりました。また、「500万円以上」を求める人は、男性の11.0%に対し女性では26.4%と、女性のほうが高い年収を重視する人が多くなっています。一方で、「年収は重視しない」と回答した人は男性が35.2%、女性では16.0%と、男性のほうが年収以外の要素を重視する人が多い結果となりました。
男性の「年収を重視しない」という回答を年代別に見ると、20代で24.5%、30代では40.7%、40代では49.0%と大幅に増加。また、「400万円以上」を希望する男性は、20代で36.2%、30代で24.1%、40代で9.9%と年代が上がるにつれて大幅に減少しており、男性が年齢とともに年収以外の要素をより重視するようになることが読み取れます。
一方、「400万円以上」を希望する女性は、20代で38.0%、30代で52.7%、40代で47.7%となり、30代でピークを迎える傾向が見られました。特に40代では「300万円以下でも許容する人(「年収は重視しない」を含む)」が21.7%へと大きく減少すると同時に、「わからない」と回答した人が30.4%へと大きく増加していることについて同メディアは、「『一定の経済基盤は必要だが、年収だけでなく総合的に判断したい』という、40代女性の複雑な心境を表していると考えられる」と推察しています。
最後に、「恋人や結婚相手の金銭感覚で最も重視する項目」を尋ねたところ、男性は「借金・ローンの有無」(16.6%)、「特に重視することはない」(16.1%)、「娯楽・交際費の使い方」(15.6%)が上位に。
一方、女性は「借金・ローンの有無」(27.6%)、「娯楽・交際費の使い方」(16.6%)、「貯金・投資への取り組み」(14.1%)という結果になり、男女いずれも「借金・ローンの有無」への関心の高さが目立ったものの、女性は男性を11pt上回りました。
また、女性では3番目に多かった「貯金・投資への取り組み」も男性は7.5%と低く、将来への備えに対する意識の違いが見て取れたほか、男性で2番目に多かった「特に重視することはない」は、女性では7.4%にとどまっており、結婚相手の金銭感覚についてあまり意識しない人が女性に比べて多いことが表れる結果となりました。
調査結果から同メディアは、「これらの男女の違いは、ご自身の関係性について考える良いきっかけになりそうです。お金の話はデリケートですが、相手に何を求め、どんな関係を築きたいかを改めて見つめ直すことが大切です。お互いの考えを推測するのではなく、率直に話し合ってみることが、すれ違いをなくし、より良い関係を築くためのヒントとなるのではないでしょうか」とコメントしています。
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【出典】
▽マシェラボ/【恋愛・結婚とお金の調査】デート代、年収、金銭感覚…男女それぞれの「本音」から見えた、良い関係のカギとは?-20代~40代の未婚者にパートナーへの期待を質問。お互いの価値観を共有するコミュニケーションの可能性を探る。





