こんなに違う!?阪急電車のマルーンカラー、光や場所で5種類に変化「朝晩違って見える感じが好き」「子どもの頃の記憶は違う色」

阪急電鉄と言えば「マルーンカラー」と呼ばれるあの独特の車体の色味。今、X上ではそんなマルーンカラーに関する阪急電車公式アカウントの投稿が大きな反響を呼んでいる。

「皆様がパッとイメージするマルーンカラーはどれでしょう?」という文章とともに投稿されたのは実際の車体の写真から切り抜いた画像5枚。それぞれピンクや茶色など、同じ色とは思えない違いが。どんな理由でこんなにも差が出たのか。そしてみんなが思うマルーンカラーは一体どれだったのか?

阪急電鉄公式X(@hankyu_ex)の担当者に話を聞いた。

-それぞれの撮影状況は? 

担当者:① は晴れた日の直射日光が当たる車体。②は日光が当たらない大阪梅田駅。③は晴れた日の影。④は、曇り、雨天の際の車体。 ⑤は大阪梅田駅での影になった部分です。一般的に光源や見る角度の違いにより、色の見え方が違ってくることがあると言われていますが、並べると色の違いがはっきり分かり面白かったです。

--最も多くの人が思い浮かべるマルーンカラーはどれだったのでしょうか? 

担当者:③や④のような暗めの色を挙げられる方が多かったです。理由は想像ですが、ホームで電車を待つ際に見る阪急電車の印象が残りやすいのではないでしょうか。その場合、電車は直射日光が当たらないことが多いので、比較的暗めの色のイメージを持つ方が多いのでは、と考えています。 

--投稿に多くの意見が寄せられました。 

担当者:特に感動したのは、イメージする色とともに、ご自身の思い出を語って下さる方がいたこと。日頃から、阪急電車が誰かの素敵な思い出の一部になっていればいいなと願っていたので、そんなお客様の声をたくさんいただけたことが本当にうれしく、Xの担当をしてよかったとあらためて感じました。 

--乗客へのメッセージをお願いします。 

担当者:車体の色は、1910 年の開業時からマルーンカラー(茶色系統)で統一しています。一般的なマルーンは栗(マロン)に 由来する茶色ですが、阪急電車では、もう少し黒みの強いカラーを「阪急マルーン」として採用しています。 今回の投稿を通じて、皆さまが阪急電車をイメージする色味についてお聞きすることができ、大変うれしく感じております。これからも、皆様に安心してご利用いただけるよう、電車の運行を続けていきます。

◇ ◇

SNSでは「阪急電車はあずき色、と思っているので、③か④」「朝晩違って見える感じが好きだった」「いまは③だけど、子供の頃の記憶は②」「④は堺筋線の色に見える」などの声が寄せられた。大阪を象徴する色の一つ。天気や時間による変化を観察して楽しみたい。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)

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