「娘の部活は吹奏楽だ!」こだわる夫に娘が反抗 「NO MUSIC,NO LIFEだ」「人生、楽器くらい吹けないと」何が彼をそこまでさせるのか…

中学校入学後、子どもがどの部活に入るのか気になる人もいるでしょう。「できれば運動部に入ってほしい」「保護者の出番が少ない部活なら嬉しい」など、親にも希望はあるものですよね。とは言え、親の希望が強すぎると家庭がギクシャクしてしまう場合も。K子さんは娘の部活決めに口出しする夫に困っていました。

■娘に吹奏楽部を勧める夫

K子さん(千葉県在住、40代、販売員)には中学校に入学したばかりの娘がいます。夫(40代)は自分が中学時代に吹奏楽部でサックスを吹いていたようで、娘にも吹奏楽部に入るようにアドバイスしていました。

最初は吹奏楽部に乗り気だった娘。しかし、部活見学会で練習の多さや大変さを知り、吹奏楽部に入るのを断念することに。K子さんも中学校時代は吹奏楽部だったので、練習の大変さはよくわかります。そのため、娘の決断に納得していました。

■入部しないと決めた娘に夫が猛反発!

しかし、娘から「吹奏楽部には入らない」と聞いた夫は猛反発。「ノーミュージックノーライフだ」「これからの人生、楽器のひとつくらい吹けるようになったほうがいい」「みんなで1つの事をやりとげることは大事」などと言って、娘を説得しようとします。

それでも娘の決意が揺らがないと知ると「楽器を演奏することは人間の醍醐味。AI時代になっても人が演奏するという行為は残る。取って代わられない」などと言い出す始末。音楽について熱く語り、なんとしても娘を吹奏楽部に入れたいようです。

■自分の思い通りにならず不機嫌になる夫

クドクドと説得する夫に娘はうんざり。「私の自由にさせてよ!」と珍しく反抗の姿勢を見せます。すると、自分の願いを娘が聞いてくれないことに機嫌を損ねた夫は「練習が多いから嫌だなんて楽な方に流れている。その根性がダメだ」と説教を始めました。

娘は部屋に逃げましたが、顔を合わせるたびに夫が説教を始めるので、父子関係が殺伐としています。

娘が気の毒だと思ったK子さんは、仲裁に入ることにしました。「部活に通うのは娘」「そもそも部活は任意」「自分の考えで決めてほしい」など、K子さんは一生懸命夫をなだめようとしますが、何を言っても聞いてくれません。

さすがに頭に来てたK子さん。「結婚前からあなたがサックスを吹いているところを見たこともないんだけど」「吹奏楽部に入っていたあなただって、今はノーミュージックライフじゃない」などと言ってしまい夫婦喧嘩が勃発。家庭の雰囲気はなかなか最悪です。

■何を言っても聞かない夫にどう対応すれば良いのか…

現在仮入部期間中で、娘は吹奏楽部以外の部活を検討しているようです。K子さんにはいろいろ話してくれる娘ですが、夫には何も言わなくなってしまいました。娘の態度が気に入らない夫はさらに口うるさくなり、K子さんは夫の対応に困り果てています。

   ◇   ◇

みなさんの家庭には、夫の「教育に対するこだわり」はありますか?

▼30代・主婦

うちの夫は、息子を海外の大学に行かせたいそうで、今からそのことばかりいってます。

子どもはまだ年長です。インターに入れたりするならわかるのですが、別に英語をやっているわけでもありません。子どもの事を考えるのはいいのですが、「絶対海外」とその熱狂ぶりにあきれています。逆に視野が狭くなっているのではないかと思っています。

▼40代・会社員

理系の旦那は、「世の中は理系が動かしている」と言い切るくらい極端で、子どもたちにも「数学ができないと駄目だ」とそればかりです。私は数学ができないのであまり強く言えないのですが、これからの時代、理系とか文系とかそういう時代でもない気がするのですが。

▼30代・主婦

自分は神童と言われて育ったらしいので、教育にはかなり力を入れている夫だが、運動に関しては全くなにもしてくれない。子どもが小1になったのに、いまだに補助輪なしの自転車にも乗れない、縄跳びも飛べなかったので、わたしがひとりで子どもの練習に付き合う羽目に。わたしだって運動は得意じゃない!

▼40代・自営業

幼い時は野球選手を目指していた夫。息子への野球指導が熱い。幸い息子も楽しく練習しているので、将来は野球選手になってほしい。週末は野球チームのお手伝いや応援で家族ぐるみで支えています。

(まいどなニュース特約・わたなべ こうめ)

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