「タンタンありがとう」「天国でゆっくり休んで」 国内最高齢パンダ28歳に感謝の声 2週間前から体調悪化

神戸市立王子動物園(神戸市灘区)で暮らす国内最高齢のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌・28歳)が3月31日、亡くなった。2週間ほど前には、液体栄養剤を飲まないなどの食欲低下傾向があるほか、投薬も不安定になるなど体調悪化していたことをホームページ上で伝えていた。SNS上には「タンタンありがとう」「天国でゆっくり休んで」などの感謝やねぎらいを伝える声が集まっている。

■人間なら100歳くらいのおばあちゃん

2000年に来園したタンタンは、愛らしいフォルムに口角が上がった表情が人気で、「神戸のお嬢さま」と呼ばれる。20年7月に借り受け契約が一度終了して故郷の四川省に戻る予定だったが、新型コロナウイルスの流行で直行便がなくなり延期。21年春に判明した心臓疾患の治療のため返還が延期しており、22年3月からは一般観覧が中止されていた。

人間なら100歳くらい。昨年時点で加齢の影響もあって食欲が低下し、1日の活動時間が100分程度に減っていた。

3月19日の発表では、「昨年10月ごろよりトレーニングに集中を欠いたり、散発的に薬を飲まず投薬が不安定になる状態が不安定になる状態になっていました」と説明。また、竹なども食べず、液体栄養剤のみで栄養を摂取していたという。その後は投薬の不安定さはやや改善したが、数日前から体調が変化。「今は栄養分が摂取できるよう、日中双方の専門家で検討している実施している状況です」としていた。

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