「めちゃテキトー」「面白すぎる」調理時間3分レシピ!兄弟インスタの人気の理由

炊飯器の蓋を開けて……

玉ネギ(ゴロンとまるごと1個)!

トマト(ゴロンとまるごと3個)!

ひき肉(トレーをひっくり返してボトン)!

カレールゥ(割らずにそのままドンッ)!

(炊飯ボタンを押して)……準備OK!

豪快な食材の投入から始まる動画。実はこれ「無水キーマカレー」のレシピを紹介するもの。最後には本人による実食シーン(それもちょっとがさつな)まで登場、初めて見た人なら、レシピを公開するインスタグラムということを疑ってしまうほど衝撃的な内容です。投稿した「炊飯器ブラザーズ」さんは、再生回数700万を超える動画もあるほど話題となっています。

インスタグラムで人気のレシピ投稿といえば、簡単でおいしく、見映えがする料理が多いのですが、炊飯器ブラザーズさんは「見映え」レシピとは一線を画す内容。その証拠にコメント欄には、「おいしそう」「今夜つくります」と並んで「めちゃテキトー」「面白すぎる」「衝撃!」「それアリ?!」というような思わず笑ってしまうような文字が毎回登場。

それでも「調理時間はたった3~5分」の炊飯器でつくる料理動画の投稿は、確実にファンを増やし、「とんでもないことが起こりました…!!ついに、僕たち炊飯器ブラザーズ…レシピ本を出版させていただくことになりました!」と出版を報告する投稿に至るほどの人気ぶりに。

■豪快で痛快な炊飯器調理が本を出版するほど人気に?!

『日本一ズボラな炊飯器レシピ100』(KADOKAWA)というタイトルで炊飯器ブラザーズさんの初のレシピ本が3月6日に発売開始されました。以前まいどなニュースで紹介した再生回数700万回超えのキーマカレーをはじめ「え?そんなメニューも炊飯器だけで作れるの?!」というレシピが100種類も掲載されているそうです。

なびくロン毛が強烈なインパクトのわたるさん(弟)による出版報告投稿を受けて、

「やったー!おめでとうございます!!」

「この動画を見た瞬間、すぐさま予約させていただきました!届くの楽しみ」

「炊ブラのお二人には、これなら私でもできる…かも?ってレベルの簡単で美味しい炊飯器ご飯をたくさん教えて頂いて本当に感謝してます♪ 25歳独身ひとり暮らしより」

豪快で痛快な二人が、どうしてレシピ本が出版されるほど支持されているのか?!キャラ濃いめの兄弟の兄、たいきさんにお話をお伺いしました。

■出身、職業は?このオモシロ炊飯器レシピ動画は、いかに生まれたのか?

ーー炊飯器ブラザーズさんは、本当のご兄弟ですよね?これまでのご経歴を教えてください

「はい!大阪出身の実の兄弟です。僕は兄でたいきと申しまして、弟はわたるです。自分は小学校の教師で、弟は虫歯検査薬をつくるという仕事をしていました」

ーー以前から料理がお好きではじめられたのですか?

「僕は、一人暮らしを経てそれなりに好きになりましたが、弟はまったくで(笑)。でも、やるなら弟の面白さを引き出せることをやろうと企てていました!」

ーーそういえば、弟のわたるさんの実食シーンは、リピート再生率が高いと聞きました!そもそも、炊飯器での調理を発信しようと決めたのはなぜですか?

「一家に1台ある炊飯器で料理をつくったら、真似しやすいかなと思ったのがきっかけですね。いかに簡単につくれるかということを考えた結果、ほったらかし調理といえばの炊飯器に至ったんですよ」

ーー確かに炊飯器だったら、一人暮らしの男性宅にもありますよね。それにしても、ノリの良さが大好評ですね!笑える構成になっていて、視聴者も釘付けになっているのでは?!

「TikTokやインスタグラムのリールといったショート動画は、テンポの良さが大事なので、勢いよく食材を入れるシーンや、準備OKを表す親指を立てるジェスチャーを思いつきました」

ーーレシピとして活用もできますが、オモシロ動画としても楽しんでいる方も多そうですよね!わたるさんの投稿は、コンビニ食材やベビースターなどのおやつを活用することもありますが、レシピはどのように決めているのですか?

「私は忙しい主婦の方や子どもでも簡単に作れるようなレシピを意識しています……が、わたるは、とりあえず『この組み合わせは絶対に旨い!』という強い信念とやってみよう精神で……って言ってますが思いつきですよね! そんな感じで作っているみたいです。笑」

ーー今回出版された『日本一ズボラな炊飯器レシピ100』の見どころは?

「工程を見ながら『えーっと…』とならないような、誰でも簡単に作ることができて、どんなレシピ本よりも手軽に取り入れてもらえるように意識しました!おかずからお菓子まで、3ステップで完成させる手順が、簡潔に解説されているので、子どもさんの初めての料理にももってこいな一冊に仕上がっています!」

パラパラと本をめくってみて、クスッと笑える構成があったり、いつもよりも盛り付けも華やかだそうです(笑)。

■パスタの全工程もお任せを!ペスカトーレだなんて嘘でしょ!?

日頃からレシピは、「先人の知恵を借りて」ということで、一般的に家庭で作りやすいメニューを考案しているというお二人。

なかでも、レシピ本にも掲載されているペスカトーレは、「パスタもポキッと折って具材と入れちゃうの!?」という驚きの声もあがった一品。

「具材を炒めて、トマトソースと味付けして、あ!鍋でパスタを茹でなきゃ!」なんていう手間は一切不要。全部を一括で投入して炊飯スイッチをオン!ただ、それだけなんです。

【ペスカトーレのレシピ】

[材料]

・パスタ 1束 

・水 400ml

・シーフード 適量

・トマト缶 半分

[味付け]

・塩 小さじ1

・オリーブオイル 少々

1. 食材をすべて投入

2. 炊飯ボタンを押す

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・かわた まい)

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