DJ SODAに「公開型のつつもたせだろう」 ジブリアニメ監督がXに投稿 「二次加害」「発言に衝撃」と批判集中

韓国出身の女性DJ「DJ SODA」さんが音楽フェスで観客から胸を触られたと訴えた問題をめぐって、スタジオジブリのアニメ映画『猫の恩返し(The Cat Returns)』(2002年)やアニメ作品『ぼくらの』の監督を務めた森田宏幸さんが自身のX(旧Twitter)のアカウントで、「DJ SODAの言ってる性被害って、公開型のつつもたせだろう。」と発言しました。投稿自体はその後削除されましたが、韓国メディアがこの件を報道するなど、波紋が広がっています。

DJ SODAさんは14日、自身のSNSで、大阪で行われた音楽フェス「MUSIC CIRCUS’23」の公演終盤で観客に近寄った際、観客に抱きつかれたり、胸を触られたりしたことを写真付きで訴えていました。主催のTryHard Japanは「DJ SODA様がパフォーマンス中に数名の観客から胸などを触られる事件が発生しました。このような行為は性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいきません」「犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取る所存です」とコメントしました。

森田さんは19日、この件について「DJ SODAの言ってる性被害って、公開型のつつもたせなのだろう。誘惑されて仲良くしていたら、あとから怖い人が出てくるという。音楽フェスの主催者は、彼女の芸に加担しないことだ」と投稿しました。投稿はその後、削除されましたが、スクショ画像が拡散。「ジブリ映画の監督をしてる人が、実名アカウントで発言をしていることに衝撃を受けている」「目を疑ってしまった」「直球の女性差別で性犯罪軽視だよな 猫の恩返しは好きな作品ですが残念です」などの声が上がっています。

韓国メディアは「アニメーターの森田宏幸監督が、最近日本の公演途中に観客からセクハラ被害に遭ったDJ SODAについて、2次加害性のある発言をして物議をかもしている」と報じました。

この問題をめぐってはイベント主催会社が21日、不同意わいせつなどの容疑で告発状を大阪府警に提出し受理されました。告発対象は氏名不詳の男2人と女1人の計3人。同社は記者会見を開き、「性犯罪は絶対に許せないという点から真摯に向き合う」「SODAさんの安全を守れず、責任を感じている。最大限のサポートを行う」と強調。SNS上での、SODAさんの服装などへの誹謗中傷について「必要な対応を取っていく」との意向を示しています。

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