まるで踊っているよう… 日本人研究者がタイで発見した4000年前の壁画が話題

日本人がタイで発見した4000年前の壁画がSNS上で大きな注目を集めている。

「久々に渓流に来てみた。上流部の岩壁にある自ら見つけた約4000年前の壁画は健在だった。」と件の壁画を発見・紹介したのは、タイに住み、世界中の木の実の収集や動植物の観察を続けている研究者・山東智紀さん(@TomokiSANDO)。

岩肌に赤っぽい塗料で描かれている壁画は踊っているような姿勢の人間と動物とおぼしきもの4点。太古の人々の暮らしを垣間見ることのできる、なんとも興味深い内容だ。

山東さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「これは躍動感のある良い壁画 」

「4000年前にはどのような人々が、どんな生活をしていたのでしょう?踊ってますね!」

「この頃のイサーンは、世界的先進地域であったと言われている。」

など数々の驚きの声や歓心の声が寄せられている。

■研究者に聞いた

山東さんにお話を聞いた。

ーーこの壁画がある場所についてお聞かせください。

山東:タイ東北部のナコンラチャシマ県にあります。

ーーこの壁画を発見された時のシチュエーション、ご感想をお聞かせください。

山東:日頃から自然観察などのためにあちこち歩き回っているのですが、この日も渓流沿いを植物探して一人で歩いていました。誰もいない渓流沿いを上流沿いに遡っていると、ふと渓流脇のオーバーハングになった大きな岩の下に赤いこの壁画が目に飛び込んできました。以前この場所から13㎞離れた場所にある有名な4000年前の壁画を見ていたので、「ハッ」とし、もしやこれも同じころの壁画では?と思い当たりました。

それから、タイの政府管轄機関に連絡し、担当官の方に同行をお願いして確認してもらったところ、今まで知られていなかった新たな壁画で、ナコンラチャシマ県下2例目となる大発見で、おそらく近隣にあるのと同じころの4000年前頃のものだろうとお墨付きをいただき、その旨がタイ国内に発信されました。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

山東:このように反響をいただき、この思いがけない大発見を共有できてうれしい限りです。

◇ ◇

誰でも入れる場所にあるこの壁画。以前から岩に落書きされることも多々あったそうで、山東さんが今回訪問した時も、保護目的なのか、いたずらなのかわからないが壁画の上に泥が塗られてしまっていた壁画があったそうだ。今後の保存対策が急がれる。

なお、今回の話題を提供してくれた山東さんは2020年に創元社から「世界のふしぎな木の実図鑑」を出版。果実や種子のうち乾燥して保管できるものの中から厳選した約300種を、美麗な撮り下ろし写真とともに紹介した力作なので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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