「ファンデーションはいらない」が持論のメイクアップアーティスト 幸せを引き寄せるメイクとは

 シンガポールを拠点にメイクアップアーティスト、美容コンサルタントとして各国で活躍してきたMawakiさんがSNSなどで注目を集めている。現在は日本に戻り、この度、2023年のMawaki 流メイクを発表した。果たして、その内容とは。「メークアップの達人」Mawakiさんに話を聞いた。

■世界が注目するメイクアップアーティスト

 雑誌やSNSなどで次世代を担うメイクアップアーティストとして取り上げられているMawakiさん。日本での知名度も徐々に上がってきており、本人も「日本人のファンもどんどん増えているのは嬉しいです」と笑顔を浮かべた。

 コロナ禍前まではシンガポールを拠点に活動。ある海外トップブランドのビューティーラインにて外部トレーナーを務めるなど、各国で幅広く活躍して来た。そんな背景もあり、コロナ禍で日本に戻ってきた途端、国内の美容関係者も彼に注目。講演を開けば、常に満員状態になった。そこで2023年から正式に活動の場を日本へ。「綺麗になることを諦めない、綺麗にはタネも仕掛けもある」と力強く語ってくれた。

 1985年12月、神戸市生まれ。中学を卒業後、日本のメイクアップアーティストの養成スクールで学ぶ。2012年、シンガポールに拠点を移した後に頭角を表し始め、世界的なブランドも彼に注目。この10年間で、テレビCMや広告撮影のためのメイク、国内外の著名人やセレブのメイクを担当するまでになっていた。

■2023年は「幸せを引き寄せるメイク」がテーマ

 聞けば、Mawakiさんの夢は「メイクで世界平和を実現したい」とのこと。そのため、メイクは単に綺麗に魅せるだけではなく「内面の美しさを引き出せるメイクが重要」だと強調する。その人、本来が持っている美しさに注目しているのだ。

 ユニークなのは「従来のアイシャドウの塗り方はアジア人には合わない、ファンデーションはいらない!」という持論の持ち主。なぜならば「違和感しかない」からだそうだ。肌作りに自分にあった色つきの下地を使うだけで十分で、清潔感もアップすると、アドバイスする。そのためには、日常のスキンケアとコンシーラーの使い方が重要だと話し、内側からの艶感をベースメイクで作る。

【2023年幸せメイク術】

 そんな彼が教えてくれた2023年のメイク術がこれ。

①冬と春は顔に色をつけること

 そのために、チークを最後ではなくベースメイクの前と後に使うのがポイント。

②まつ毛をあげることは必須

 しっかりとあげて、目に光を取り入れるようにする。あがってないまつげにマスカラは塗らない。

③垢抜けるメイクに仕上げること

 色ではなく光と影がポイントだと話す。特にリップラインは引かない。影と光で口元を女性らしくし、垢抜けたぷっくり感を演出。チークでリップラインを描くのも有効的だそうだ。

④アイライナーは目尻に少しだけ

 目尻数ミリで印象を変えることができる。そして「メイクは全部高い物を使う必要はない」というのが嬉しい。アイライナーやマスカラはプチプラ(プチプライス)がオススメ!滲みにくく、塗りやすいのが特徴だ。

 日本人男性のメイクもアドバイスいただいた。それによると眉毛がポイントになるそうで特に上のラインを綺麗に、とのこと。また「目元のまつ毛とまつ毛の間を埋める隠しアイライナーを塗ると、一気に格好良さが増すのでおすすめ」と話す。

 最後にMawakiさんがメイクをする心構えも話してくれた。

 「メイクをする時は悲しい気持ちや腹立たしい気持ちでしてはダメ。幸せなことを考えながらメイクをすることに尽きる。幸せ気分でメイクをすれば、顔も上がるし、必ず良い幸せを引き寄せることにつながっています。メイクの時間を自分の人生の味方につける。それが必ずより良い未来を作る。これは僕の経験上、言えることです」

 2023年はMawaki流メイク術で、幸せや綺麗はもちろん、良い未来も引き寄せたい。

(まいどなニュース特約・八木 純子)

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