夢中になったオモチャも…「小学生になったら、さすがに卒業かな?」 先輩保護者たちに聞いた!「断捨離」決行術

小さいころから、月齢や子どもの興味に合わせてたくさん買ってあげたオモチャ。夢中になってくれたら嬉しくて、ついそのシリーズを全部買いそろえてしまったり。でも、成長するにつれ、遊ばなくなるオモチャも増えていきます。散々ハマったオモチャも、子どもが小学校入学を控えてくると、親的には「さずがにそろそろ卒業だわー」というものも出てくるようです。オモチャの“断捨離”を決行できた先輩保護者たちに話を聞いてみました。

■お人形シリーズは進学前にバイバイ

▽Uさん、子ども7歳(女の子)

2歳の時から、いわゆる「お世話型お人形」にずっとハマっていた娘。最近のものは、オムツを変えたりミルクをあげるだけでなく、様々なバージョンの着せ替え、さらにトイレをさせたり髪形を変えたり、洗濯をしたり、すごい充実ぶり。家にいる間中ずっとお世話、週末は人形用のベビーカーに乗せて、すっかりママ気分でした(笑)。

年中の終わりくらいから、週末は近所の友達と遊ぶようになり、少しずつ人形と遊ぶ時間が減っていき、年長の頃には、気が向いたらちょっと遊ぶ程度に。人形だけでも3体、衣装やグッズがとんでもない量になっていたので、「Aちゃん(娘)、小学校1年生になったら、友達もっと増えるし、お人形遊びは卒業しようか」と時間をかけて話し、リカちゃん人形1体と衣装を2着残して、後は3歳のいとこにあげることで納得してくれました。人形の衣装、改めて数えてみたら40着近く…どんだけ投資してるんだ(苦笑)。

   ◇   ◇

…お人形遊び、何とも微笑ましいし、「優しい心を育てたい」といろいろ買ってあげたくなっちゃう気落ち、すごくわかります! でも、1年生になったら人形ではなくリアルな人間(!?)と遊んでほしい気持ちもわかります…

■引っ越しを機に強制処分

▽Tさん、子ども10歳(男の子)・5歳(女の子)

長男が小学校に上がるタイミングで、他区に引っ越すことに。そう、引っ越しは断捨離の大チャンス!とばかりに、大きめクリアボックス4箱分のプラレールを大処分!(フリーマーケットアプリで売りました)。長男の興味が他のものに行きかけていたのもあったので、思い切って無断で(笑)。

引っ越し後に処分したことに気づいてちょっと怒っていましたが、「小学校の新しいお友達、きっと誰もプラレール持ってないよ。ほかのもので遊べるよ」など、やんわり説得してねじ伏せました。今、5歳の娘のプリキュアグッズをどうしようか悩み中です…。

   ◇  ◇

引っ越しや、少しほかのものに興味を持ち始めたときは、オモチャ処分の絶好の機会。進学のタイミングで引っ越しを考えている人は、今から「これはもう遊ばないよね」とお子さんと相談するのもいいかもしれません。反対されたら強硬手段!?

■処分に相当時間がかかった失敗例…

▽Sさん、子ども12歳(男の子)・6歳(女の子)

我が家は、進学前に処分できなかった「処分失敗」タイプです(苦笑)。子どもが「捨てる」「誰かにあげる」ということをすごく嫌がったし、どのオモチャ(ほとんど仮面ライダーと戦隊ものですが)も急に思い出したようにまんべんなく遊び出すので、なかなか捨てられず。主人も新しいものが出ると買い与えちゃうし、増える一方で…子ども部屋は常に足の踏み場もないくらいでイライラしていました。入学前に「さすがに1年生になったら卒業しようよ」と誘導しても、「ダメ! 絶対捨てないで!」と、涙の大抗議…。

やっと大量処分できたのは、なんと小学校5年生になってからでした。さすがに周りの友達が誰も仮面ライダーや戦隊ものに見向きもしなくなって、本人も「もういいや」となってくれたので。下の子の保育園のバザーでゴッソリ出しました。今はゲームにドはまり、確かにモノは増えませんが、それはそれでどうなんだろう…。

   ◇   ◇

ここまで嫌!と言われたら、確かに処分はためらってしまいそう…。「いつかは興味が失せる」と思って、保管場所を確保して気長に待つしかないかもしれません。

   ◆   ◆   ◆

子どもに「いる」「いらない」を分別させてから処分が一番いいのかもしれませんが、まだ5~6歳の子どもは「ぜんぶいる!」と言ったり、そのときは「いいよ、いらない」と言っても後から思い出して怒ったり…。

オモチャを処分するタイミングや方法ってなかなか難しいですが、処分するときも、処分した後も、ある程度ママの「子ども懐柔作戦」が必要なのかもしれません。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

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