公園でチョロチョロしていた野良猫に一目ぼれ 抱っこした瞬間「この子と暮らしたい」と家族に    

■公園で遊んでいた子猫たち

シェルちゃん(1歳・メス)は、公園で姉妹で走っていた時に保護された。たまたま近くでTNR活動をしていた保護団体のボランティアが、「子猫たちがチョロチョロしている」と聞き、見に行ったのだという。母猫は見当たらず、通りすがりの人にごはんをもらっているようだった。とても小さい猫だったので、放っておけず保護したそうだ。

■猫アレルギーでも、シェルちゃんを飼いたい

大阪府に住むあやめさんは、子供の頃、人が拾った子猫を譲ってもらって飼っていた。長女が猫アレルギーだったので猫を飼うのはあきらめていたが、年齢的にも対応できる歳になったので、保護猫を探し始めたという。2021年10月16日、譲渡会に参加してシェルちゃんに出会った。生後3カ月くらいだった。

「次女が一目惚れして、抱っこさせてもらったのですが、その瞬間『この子と暮らしたい!!』と。後で写真を見た長女と次女の強い希望でシェルを迎えました」

10月21日、保護主さんがシェルちゃんを家に連れてきてくれた。保護主さんが帰ってからケージに入れると、トイレにこもってしまったので布をかけて様子を見た。娘さんが学校から帰ってシェルちゃんを撫でると、ゴロゴロと喉を鳴らしてお腹まで撫でることができたという。

アレルギーが心配だった長女は、シェルちゃんを飼い始めた時は皮膚科通いが続いたが、1年経った今、長女の部屋にシェルちゃんが入れるようになった。

「長女はアレルギーに悩むより、シェルの可愛らしさに負けたようです(笑)長女も次女も妹ができたように喜んでいます」

夫は動物が苦手な方だったので初めは手探りだったが、シェルちゃんが「家族大好き!」と懐いてくれたので、三女として接しているという。

■家族がリビングに集まる時間が増えた

シェルちゃんは、いたずらをして人を困らせることがない。人が大好きでいつも誰かのそばにいたがる。

「猫はツンデレと言いますが、シェルはデレのことがほとんど。ダンボールを噛みちぎったり、猫じゃらしを追いかけて高速で走り回っています」

家族みんながリビングに集まる時間が増えた。

「生活の中に猫がいる毎日を送れて幸せです。私にとっては3人目の子供。娘二人に接するようにシェルにも接しています」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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