小サメさん久しぶり! IKEAに「ブローハイ55cmベビーシャーク」が水揚げ 2年半ぶり再販が話題

IKEAの「小サメ」ぬいぐるみ再販がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのは建築家で写真動画クリエーターのましゅーさん(@marumarumatthew)の投稿。

「全てのIKEAサメ好きに告ぐ!!

小さい55cmの小サメが2年ぶりくらいに再販中!!!

IKEA港北店で今日確認しました

大声で叫びたいくらいマジで嬉しい」

この小サメの正式名称は「ソフトトイ『ブローハイ』55cmベビーシャーク」。IKEAの事業拡大と共に世界各国で愛されるようになったキャラクターだが、特にこのサイズの子サメは人気が高かったようだ。

ましゅーさんの投稿に対しSNSユーザー達からは

「ほんとですか!?これは朗報ですね!!!もう復活しないのかとがっかりしていたのでうれしいです!」

「無事IKEA立川店で水揚げいたしましたっ!

まだ2箇所で水揚げを待っていましたよ!!️」

「神戸にもいるかな。いてほしい。このためだけに休日出勤しても苦ではない。」

「マジかー!ずっと探してた小さいサイズのサメ!これは捕獲しに行かなければ」

など数々のコメントが寄せられている。

■投稿者に聞いた

ましゅーさんにお話をうかがってみた。

ーーましゅーさんがIKEAのサメを集めるようになった経緯やサメに感じておられる魅力についてお聞かせください

ましゅー:2019年春ごろ、SNSでロシアを中心にこのサメを使った擬人化写真投稿が流行しているのを知り、試しに1匹購入したのがきっかけでした。夫婦で暮らしていたのでせっかくなら2匹のほうがバランスがいいかなともう1匹すぐに買い足し、2019年下旬ごろに子サメが限定販売されて2匹買いました。それからはまとめて大量に買うようになり、現在は合計22匹になりました。

魅力は実際のサメとのギャップがありながらも、ポップさや可愛さを求め過ぎない素朴なキャラクターですね。ポカーンと開いた口のあどけない表情で全長100㎝という人間の子供のような存在感があり、肌ざわりが良く、なにより海の怖い生き物が人間の住環境にスンって居るという違和感が気に入ってます。

ーー子サメはしばらく廃盤になっていたのでしょうか?

ましゅー:詳細情報はわからぬままでしたが、子サメはもともと期間限定で2019年中旬~下旬頃にかけて「新しいファミリーができました!」みたいな感じで発売されていました。店頭に並ぶ子サメの数量は1店舗で多くてもおそらく10匹程度と、とても少なかった印象です。

廃版になった理由は、もともとが限定販売のキャンペーンだったことと、日本でのサメを含むソフトトイ売上のマーケティング調査の一つだったのかなと推測しています。

というのも、その頃には台湾でも人気急騰してきていたようで、その頃のSNSシェア数は日本人よりも活発に行われていた印象です。なので日本では販売されていないようなサメ商品(サメがプリントされたバッグなど/現在は日本でも売られてます)もあり、台湾の店舗限定でサメの立体オブジェやポスターなどのIKEA集客広告としての積極利用をしていたようです。

2020年下旬~2021年ごろに渋谷や新宿にもIKEAが出店し、一時的でしたがそこにはサメのキャラクターを使ったポスターもありました。

その後は新宿に99円で住めるキャンペーンなどでサメがメインキャラクターとして宣伝しており、そこから急激に「IKEAのサメ」の認知が拡大し、子サメの再販に至ったのかなと感じます。

そして2022年6月ごろ、特に前触れもなく子サメが再販されたというのをSNSで知り、該当のツイートをしました。

ーー今回、小サメが再販されたことへのご感想をあらためてお聞かせください。

ましゅー:2019年下旬から2020年に限定販売されていた時期に、妻にストップかけられて2匹しか買えなかった経緯がありました。2020年からIKEAのサメを使ったYoutubeチャンネルも開設し、サメの愛着がどんどん湧くなかで結局子サメが販売中止となり、もう大きいサメしか買えないのかと後悔していました。

今回子サメが再販されたことを知りその後悔の念が解放され、今度こそたくさん買うぞ!と意を決して翌日には8匹買って満足しました。帰宅した妻にたいへん怒られましたが、それでも子サメが買えた事がとても幸せです。

ちなみにサメをたくさん買ってきて怒られたのはこれが3回目でした(笑)。

ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。

ましゅー:ここ2年ほど、Youtubeは全く、Twitterもほぼ更新していませんでしたが、サメ関連でツイートすると100いいねくらいは常に付くような状態でした。それが今回のツイートは4000を超えるいいねや多くのリツイートがあり、こうして記者さんの方の目に留まるようになったのは驚きです。それだけ日本でもIKEAサメの認知が拡がっていて、確実にファンが増えているのだと実感しました。

批判的なコメントは一切なく、「IKEAサメ好きに悪人はいない」と再認識しました。

◇ ◇

多くの人が長年待ち焦がれた子サメの再販…ご興味ある方はぜひお近くのIKEAを訪れて"水揚げ"していただきたい。

なお今回の話題を提供してくれたましゅーさんはYouTubeチャンネル「まるまる夫婦」でIKEAのサメを使った動画を多数公開している。

いずれもユニークで可愛いことこの上ない動画たちなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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