「ワン ワン ワワーン」って何て書いてあるの…駐車場に設置された「犬語」の看板に衝撃

福岡に犬語で書かれた看板があると、話題になっています。どんなことが書いてあるかというとですね…「ワン ワン ワワーン」「ウーワンワンワワンワオーン」ですって!…犬さんたち、分かりましたか?えっ?全然分からないですって?

看板が設置されているのは、福岡の天神やキャナルシティに近い市街地にある駐車場です。犬語の看板は日本語で書かれた看板とセットに掲示されていて、どうも日本語の内容がそのまま犬語に翻訳されていそうです。一部抜粋して紹介すると…。

厳禁行為→「ワン ワン ワワーン」

無断駐車禁止→「ウーワンワンワワンワオーン」

駐車場内で犬に糞をさせる行為禁止→「ウーワオーンワンニャーンワワンワンワン」

上記行為を発見次第迷惑料として金3万円を申し受けます→「ウウー ワンワン ワンニャ ポッポ ニャワン ワンワン ワオーン」

なんて難しい日本語を犬語に翻訳しているのでしょう!… もしも本当にこれが通じるのなら、ノーベル賞ものですよね…。4つ並べてみても、音の並びの法則性をうまく見つけられないので、犬たちが人間が思いもつかないような文法や言語体型を使っていることを、翻訳された方は見抜いているのかもしれません。

看板を設置しているのは駐車場近くの不動産屋さん「オレンジライフ」です。社長さんにお話を聞くことができました。

-大変難しい文書を犬語にされていますが、この犬語はどのように翻訳されたのですか?

「そうですね…いわば、インスピレーションです」

-ええっ、どういうことですか?

「これまで犬や猫を飼ってきたので、動物の鳴き声には慣れ親しんできました。それらをふまえたインスピレーションで、今回の看板の文言を作りました…」

-…そういうことだったんですね。きっとそうだろうな、とも薄々思っていましたが、とってもがっかりです。それでは犬には通じないんですよね。

「といいますか、そもそも人間の注目を集めるためにしているので…」

お話によると、駐車場に看板を設置したのは2009年ごろ。大きさは横60センチ、縦45センチ。プラスチック板にカッティングシートの文字を貼って作られているそう。当初は同じような看板を3カ所に出していたといいますが、現在は1カ所しか残っていないといいます。

「今も看板が出ている駐車場は、自動車が6~7台程度停められる広さです。舗装されておらず、じゃりが敷かれている状態ということもあり、動物たちには集まったり糞をしたりするのに絶好の場所のように思えるようなんですね。猫や鳥へのエサやりや、犬の糞などに困っていたので、動物に向けた言葉で看板を出して注目を集めようと…ただ普通に『糞をさせるな』とだけ書いていても、効果がありませんから」

犬の鳴き声だけでなく、ニャーンやポッポというフレーズが入っているのはそのためだったのですね。なお、「人向け」の看板といいながら、2015年には看板が動物たちにも見やすくなるように、地面から近い位置に付け替えたりもしています。

-狙った効果はありましたか?

「動物による問題行為が減ったかというと…よく分かりません。しかし、目立つので注目は集めましたね。 何年か前にはテレビでも取り上げられました」

-SNSや各種サイトでもよく紹介されているようです。

「ただ、近所の方々の間で話題になればいいなとは思っていた程度で、特に外向けに受けを狙っていたわけではないので、ここまで反響があるとは…と驚いています」

ワワンワンワンワーン ワワーンクーワンポポッポニャニャン!(いつか人間たちの間だけでなく、動物たちの間でも話題になるといいですね!/インスピレーション)

(まいどなニュース・川上 隆宏)

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