【半井小絵 空を仰いで】ついに梅雨明け、7月末から平年より気温がかなり高くなる恐れ

 「空を仰いで=5=」

 雲の切れ間から微かに差し込む光が、川面に広がる霧を照らして墨絵のような風景が広がっていました。冷たい川の水の上に暖かい空気が流れ込み、その空気が冷やされてできた川霧(かわぎり)です。

 1300年の歴史を持つ木曽川の鵜飼に行ってきました。私が訪れた日の2日前は大雨による川の増水で中止、前日は開催されたものの川の水は濁っていたのですが、ようやく普通の川の状態に戻りました。大雨だけでなく、このところの日照不足で海やプールなど、この時期ならではのレジャーに大きく影響が出ています。日差しが少ないと、気分も内を向きがちになってしまいますね。天候不順な夏になっています。

 いつ夏らしくなるのが待ち遠しかった方が多いのではないでしょうか。お待たせしました!今週は西から高気圧が強まってくるので、続々と梅雨明けの発表がありそうです。九州南部の平年の梅雨明けは7月14日ごろです。昨年は7月9日ごろには雨の季節が終わっていましたので、今年はかなり長い梅雨だと感じたかもしれません。梅雨の期間が全般に長かったかといえば、近畿や四国などでは、梅雨入りが6月26日ごろと遅かったので、ひと月足らずの雨の季節となりそうです。

 東京の7月(~23日)の真夏日(最高気温が30℃以上)は、まだ1日だけです。昨年7月は真夏日が26日ありました。大阪の7月の真夏日は、今年はいまのところ9日ですが、昨年は27日、35℃以上の猛暑日は14日も観測されました。何事もほどほどが一番よいのですが、なかなかそうはいきません。

 このあと各地で連日、30度以上の真夏日が続きます。

 7月22日、高温に関する早期天候情報が気象庁から発表されました。

 関東甲信地方では7月28日頃から、近畿の太平洋側と東海地方では7月31日頃から平年より気温がかなり高くなる恐れがあるという情報が出ています。

 急な暑さは身体に堪えます。外での作業などは無理をなさらずに!水分補給をしっかりとして、元気に夏を乗り切りたいですね。

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