神奈川県藤沢市のスーパー「サミットストアテラスモール湘南店」が近くの小中学校数校分の給食献立表を張り出していることが話題になっている。

asami kotaniさん（@konitanasa）が6月24日、ツイッターに「スーパーに近隣の小中学校の献立表が貼ってあって、天才かと思った。ぐっどゆーえっくすやん。」と投稿するとママたちから次々と賞賛の声が挙がった。

「カレー作った日に限って、今日の給食カレーだったって言われるのよね。なぜか」「これで、給食と晩御飯のメニューが被ってしまった！という事態を防げる」「これぞ、メカラウロコ。お母さん大助かりですね」

確かに子どもからすると、昼間学校給食で食べたメニューと同じものが夜の食卓に並んでいるとがっくりするものだが、これで見事「献立かぶり」を防げる。実際スーパーに張り出された献立表の近くに「あれ？ウチの子の」「今日の給食？」「明日の給食は？」とＰＯＰがあり、学校給食とのかぶり防止が目的であることが分かる。

さらに、献立表張り出しには、だぶり防止以外にもメリットがあるという声があった。「子供の給食とのダブりを避けられるばかりか、夕飯のメニューが決まらずに店内をさ迷う者にとっては天の助け。ウチのとこでもやって欲しいワ」「給食はしっかり栄養バランス考えられてるんで参考になりますね」

ママたちの救世主となったスーパー「サミットストアテラスモール湘南店」を含め、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏で115店舗を運営するサミットの広報に話を聞いた。

ーー給食の献立表を張り出すようになったのはいつからですか？

「1年ほど前になります。湘南店が最初でした」

ーーお客さまの反応は？

「（学校給食は）栄養士さんが考えたバランスのいい献立ですので、参考になると好評です。年配の方からもそういう声をいただいております」

ーー湘南店以外の店舗でも献立表を張り出している店舗はありますか？

「把握しているだけで湘南店を含め3店舗ございます」

ーー給食の献立表はどうやって手に入れているのですか？

「店で働くタイムパート社員から提供を受けています。ママさん？はい、子どものいるパート社員です」

ママたちの救世主となった給食献立表には、働くママたちが一役買っていた。

（まいどなニュース・佐藤利幸）